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[モンテカルロ(モナコ) 20日 ロイター] - 米ヘッジファンド、グランドマスター・キャピタル・マネジメントのパトリック・ウルフ氏は、
中国の腐敗や不良債権の増加が危険な状態に達しており、今後株価が急落する可能性がある、との見方を示した。
今週モンテカルロで開催されているヘッジファンドマネジャー業界コンフェレンス、GAIMの合間に述べた。
同氏は「米連邦準備理事会(FRB)のことばかり話題になっているが、中国のことはあまり気にされていない」とし
「米国は最も安全な投資先だが、中国はクラッシュがいつ起きてもおかしくない、とわれわれはこれまでも指摘している」と語った。
そのうえで、中国株をショートに、米国株をおおむねロングにしていると明らかにした。
米緩和策の縮小に対する警戒感から、ここ数週間金融市場は混乱している。
ただ同氏は、米経済の過熱の証拠なしにFRBが金融引き締めに動く可能性は非常に低いとし、
市場の反応に対して「取るに足らない問題」だ、と述べた。
さらに、米経済の他国成長への依存の低さや住宅市場の回復、銀行セクターが十分に資本を確保していることなどから、
米経済の先行きを楽観視しているとした。
同氏のコメントは、バーナンキFRB議長の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見前のもの。
一方、ここ10年世界経済をけん引した中国経済について「ひどい状態だ」と述べ
「中央政権により腐敗や不適切な資本の割り当ては必然的に起こる。
銀行間金利は急騰し多くの企業は資金繰りに窮している」と指摘した。
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