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■元日本軍慰安婦・金福童さんの実名記録が発見 [1/11 朝鮮日報]
今回発見された軍属名簿は、1947年9月に作成されたもので、「第16軍司令部同直轄部隊朝鮮人留守
名簿第4課南方班」と書かれている。
この記録によれば、1945年8月31日、当時19歳だった金さんが南方軍第10陸軍病院の軍属の中で最も
低い職級にあたる「傭人」として採用されたとされている。金さんは97年の「証言集」で「15歳で連れて行
かれ中国の広東、マレーシア、インドネシア、シンガポールで日本軍の慰安婦として生活した」と明らか
にしている。
カン研究員は「戦争が終わった時点で朝鮮人女性を看護婦として雇ったことは日本軍の慰安婦制度を隠
蔽、または最後まで朝鮮の女性労動力を収奪しようとした日帝の意図と解釈することができる」と主張した。
同研究員はまた「軍属名簿には金さん以外にも299人の朝鮮人女性の名前が残っており、国に慰安婦被害
者として登録していない実際の被害女性がかなり多数いるものと見られる」と推定した。
同研究所のイ・ソンスク所長は「新年に入っただけでもキム・サンヒさん、キム・ブンソンさんが亡くなるなど、
日本軍の慰安婦被害女性が相次いでこの世を去っており、この資料の持つ価値はそれだけに大きい」と話
した。
韓国政府に登録されている日本軍の慰安婦被害女性は合計215人で、これまでに88人が亡くなった。
韓国挺身隊問題対策協議会などが日本軍慰安婦に対する日本政府の公式謝罪と賠償を要求している中、
この記録は日本軍の慰安婦制度を否認する日本右翼の主張を反駁し、日本政府の責任と賠償の義務を問
う重要な根拠になると見られる。
キム・ユンドク記者 sion@chosun.com
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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敗戦後、未帰還だった日本軍の野戦病院で雇われたのは確からしい。