13/05/23 21:26:17.94
日本政府による対朝鮮敵視政策と在日朝鮮人への差別政策が激化する中、新たな民族教育の学び舎、
京都朝鮮初級学校(京都市伏見区小栗栖)が誕生した。
敷地総面積約1万3千400坪の広大な土地に2階建て、2つの運動場を擁する立派な新校舎の竣工式が19日、行われた。
長引く不況が同胞らの生活を直撃する状況下、京都の同胞と組織が一心団結の底力によって、
大衆募金運動などを繰り広げ建設費6億円を集め、学校を建設した。
竣工式には、総聯中央の許宗萬議長、宋根学教育局長、総聯京都府本部の金学福委員長と近畿地方の総聯本部委員長、
新校舎建設委員会の姜優委員長と建設委員、姜秀香校長をはじめとする教職員、
児童、園児と卒業生、府下同胞と学父母、日本人士など千余人が参加した。
竣工式ではまず、朝鮮の姉妹校から送られてきた祝電を金学福委員長が朗読した。
つづいて許宗萬議長が祝辞を述べた。京都朝鮮学園の孫智正理事長が、新校舎建設委員53人を紹介した。
竣工式の後、祝賀宴があった。
孫智正理事長は祝賀宴のあいさつで、新校舎完成に至るまでの5年間を振り返り、「何としても次の世代、
未来ある子どもたちにはこれから先50年後、100年後を見据えて、安全で安心して学べる環境を整えてやりたいとの一心で、
山積する課題を一つひとつ克服すべく、この間、実行委と同胞らが一丸となってまさにフル稼働で奔走した」と熱く語った。
来ひんを代表し、門川大作・京都市長、野中広務・元内閣官房長官、仲尾宏・「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋」共同代表が祝辞を述べた。
門川市長は、「立派な校舎にびっくりした。さまざまな国際情勢のなかで、人と人との関係が大事であると思っている」と述べ、
野中氏は「私は佛教大学元学長の水谷幸正氏と9回訪朝した。(日本と朝鮮を)近くて近い関係に戻す努力をしたい」と語り、
仲尾氏は「朝鮮学校を拠点に多文化共生社会を育んでいこう」などと呼びかけた。竣工式には、山田啓二・京都府知事から祝賀メッセージが寄せられた。
京都初級の児童と園児による公演があり、参加者らはその後、京都府商工会の鄭東善会長の発声で祝杯をあげた。
また、末本雛子・日朝友好促進京都婦人会議代表、山田清隆・京都市立鷹峯小学校校長、
大道一弘・株式会社大道建築設計事務所代表取締役、富増四季・弁護士(朝鮮学校への嫌がらせ事件裁判弁護団)、
板垣竜太・同志社大学准教授によるスピーチがあった。
京都朝鮮歌舞団による公演があり、京都初級アボジ会の金健一会長、姜秀香校長の返礼があった。
新校舎は、校舎敷地面積が約500坪、床面積が1階は約430坪、2階は約290坪。各教室と理科室、音楽室、多目的ホール、食堂がある。
メイングラウンド(約3070坪)、サブグラウンド(約820坪)、幼稚班(約43坪)とともに、京都の初級学校では初となる体育館(約220坪)が併設されている。
(文-李東浩、写真-盧琴順)
URLリンク(chosonsinbo.com)