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2013年 5月 22日 13:11 JST
韓国料理の世界推進事業、税金無駄遣いとの批判
By JOSHUA HALL
韓国料理を世界に宣伝するため、Kポップ歌手が出演するビデオや高級レストラン、食品が
健康にもたらす影響についての奇妙な研究結果、そして、その他の奇抜なアイデアが用い
られてきた。しかし、韓国国会の予算監査機関である「国会予算政策処」は、これらが税金の
無駄遣いだと批判した。
国会予算政策処のアナリスト、Cho Yong-hee氏は、宣伝活動の一環として「韓食世界化」
推進事業のために昨年、総額219億ウォン(約1970万ドル、約20億円)が費やされたと述べ、
「時間と労力、組織の無駄」だと指摘した。
予算政策処のリポートは、さまざまな範囲の政府機関が「似通ったり重複したりしている
取り組みを行っていることで、非効率が生じている」と批判した。
「韓食世界化」の推進は、李明博前大統領夫人である金潤玉(キム・ユンオク)氏が積極的に
取り組んでいた。同氏は韓国の5つ星ホテルに韓国レストランを再開するよう求めたり、国際的な
サミットや外交の舞台で韓国料理を宣伝したりした。
また、ギャラの高いKポップ歌手が農産品の輸出促進のためにかり出された。女性歌手グループ、
ワンダーガールズの楽曲「K-Food party」には健康のメッセージが込められている。「健康に
なりたいって?それなら、私たちに任せて。私たちはイチゴや朝鮮ニンジンを食べるし、キムチも
大好き。きれいな肌にエネルギー全開でいられるよ」
「韓食世界化」の宣伝活動の中で恐らく最も風変わりだったのは、韓国料理を食べることで
精子の活力がどれほど上がったかを調べた政府出資プロジェクトだ。韓国農林水産食品省は2008年の
研究で、西洋式の食事(ハンバーガーと豚カツ)を摂取した被験者と、ビビンバとキムチを食べた
被験者とを比較した。
その結果、研究報告は「韓国料理を摂取した被験者グループには、精子の活動量と男性ホルモンの
増加がみられた」と結論付けた。
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