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劣った外見でもないのに整形手術を繰り返す人がいるのはなぜだろう。第三者から見ると問題のある外見でもないのに、
その人自身は自分の顔やスタイルが「変」だと確信する人がいる。
こうした人は「身体醜形障害」と呼ばれる精神状態にあるという。自分の外見に満足ができないことが特徴で、
自殺リスクは一般の人の45倍に達する。このため、身近な人がこうした状態にあると気づいたなら、
速やかに専門医の助けを求めるべきだ。
従来は女性特有のものと考えられてきたが、調査により男女の発症リスクは同程度であることが明らかになった。
ドイツのある研究によると、同障害の発病率は約1%-2%で、これ以外にも比較的軽い症状に悩まされる人はさらに多く存在する。
それぞれの患者で発生の原因は異なる。精神的または肉体的な虐待やネグレクトによるものもあるという。
現在の研究では、同疾患は強迫症や過食、対人恐怖症、拒食症などとの関連が見られる。
深刻なケースでは患者が自分と他人の体は大きさや様子が違って変だと感じる場合もあり、
アルコール中毒や双極性障害、てんかんなどの要因も疑われるという。
患者の多くは青年期に発症する。青少年は成長プロセスで徐々に他人の目に映る自分のイメージを意識し、
自分に対する見方が「現実の自分」と「理想の自分」に分裂する。
メディアで喧伝されるような審美眼の影響を受けたり、両親が外観にこだわりすぎたりすると、
こうした症状をもたらすことがある。研究によると、内向的、敏感、恥ずかしがりや、
神経質、完ぺき主義者といったタイプが同障害を発症しやすい。
患者の性格は多くが頑固さや自己中心性、自己愛などの傾向を見せるという。(提供/人民網日本語版)
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