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中国人の環境意識に大きな変化
中国では今も大気汚染の有害物質の濃度がWHO=世界保健機関の基準を上回る日が続くなど、状況は
改善しておらず、こうしたなか、中国の人たちの環境に対する意識が大きく変わり始めています。
中国では、PM2.5と呼ばれる有害物質による大気汚染が社会問題となって3か月がたちましたが、汚染の
濃度がWHOの基準を超える日が今も続くなど、状況は改善していません。
こうしたなか、首都北京では車の排ガスの影響を受けにくい屋上から空気を取りこみ、浄化したうえで室内に
送り込む設備を備えた高層マンションが販売され、きれいな空気を求める消費者の間で人気を集めています。
また、先月、上海で開かれたモーターショーでは、電気自動車など環境対応車の前で、以前は関心を示さな
かった人が足を止める姿が見られました。
こうした中国の人たちの環境意識の変化を受けて、中国政府は、先月、日本の呼びかけで北京で開かれた
「大気汚染セミナー」で、日中関係が悪化しているにもかかわらず、環境対策で日本の協力を求める意向を
示しました。
かつては環境を犠牲にしてでも成長を追い求めていた中国ですが、大気汚染問題をきっかけに、その姿勢が
大きく変わり始めています。
NHKニュース: 2013年5月4日 7時6分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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