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2011年3月11日、宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)9.0の地震が発生した。
東日本大震災からすでに2年が経過したが、被災地は今も被害から立ち直れていない。
台湾人ブロガーの海兒・安傑爾さんは日本と台湾の絆を取り上げ、台湾が東日本大震災から学ぶべき教訓をブログに綴った。
台湾各界は震災後、真っ先に寄付を募り、「被災地支援」を行った。
日本は今なお台湾に深く感謝し、何度も台湾への感謝を表わしている。
震災をきっかけに、台湾に対して友好的な感情を深めた日本人は少なくないはずだ。
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筆者は東日本大震災への支援は「当然」と主張している。
その理由は台湾と日本には「100年もの付き合い」があり、政治や文化など各方面で深い絆があり、
まるで「兄弟国のような親近感を抱いている」からだという。
また、大きな視野で見れば東日本大震災で台湾は貴重な教訓を学んだと主張する筆者。
台湾では28年前から原子力発電の計画・建設が進められてきたが、
2年前に起きた福島原発事故を通して、「原発の安全性」を再び考え直すことになったそうだ。
原子力発電の安全性を過信して「経済発展を最優先する」のではなく、
「原子力」という重い十字架を背負う責任を教えられたと主張した。
逆に「日本へ感謝を表わすべき」と述べ、東北の被災者の受けた苦しみに比べれば、
台湾が日本にした支援などわざわざ言葉にするほどでもないと主張する筆者は、
震災を通して台湾は本当の意味で「非核国」という目標に向かうよう努力すべきことを学んだし、
それは「台湾人の子孫」を本当に益することだと綴った。
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日本赤十字はこのほど、東日本大震災後に海外から日本赤十字に寄せられた義援金の額を国・地域別にまとめた。
2012年末時点で米国が29億9000万円で1位、台湾は29億2000万円で2位だった。
台湾の人口が米国の約7.4%にすぎないことを考えると、台湾からの支援の大きさが分かる。
1999年に台湾で「921大震災」が発生した際、
日本はいち早く台湾に救援を提供したことも東日本大震災への支援につながったのだろうが、
日本と台湾は同じ価値観を共有できる国としてさらに友好関係を深めるべきだ。
(編集担当:畠山栄)
ソース サーチナ 2013/04/29(月) 20:11
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