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【北京＝川越一】中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報（電子版）は２６日、
産経新聞が発表した「国民の憲法」要綱について、「軍隊の合法化を鼓舞している」と批判した。
中国当局は静観の構えだが、憲法改正の動きには常々、反発しており、今後波紋が広がる可能性もある。
同紙は「安倍内閣の行動は日本の右翼メディアの好みに合っている」と主張。
タカ派勢力が、日本を「独立国家」「軍事大国」にするため、憲法改正に向けた条文の修正をたくらんでいるとした。
その上で、「事実上、これはまさに日本の右翼勢力および軍国主義の台頭を示す表現であり、
彼らは第二次大戦後の国際秩序を打破し、大戦の結果に挑戦することをたくらんでいる」と警戒感をあおった。
中国当局は、憲法改正の動きや、日本の国会議員の靖国神社参拝などを「軍国主義」と直結して批判している。
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