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習近平総書記(国家主席)率いる中国共産党は今年初め、南北統一を含む韓半島(朝鮮半島)の包括的な未来について、
米国と協議する方針を米オバマ政権に表明していたことが21日までに分かった。
ソウルの幹部外交筋は「中国の習近平体制は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が長距離ロケットの発射や核実験をはじめ、
相次いで行き過ぎた行動に出ていることを懸念している。北朝鮮によって北東アジア情勢が悪化することを防ぐため、
中国は北朝鮮に関連する包括的な問題を米国と協議する用意がある、と今年初めに表明した」と述べた。
オバマ政権はそうした米中間のやりとりについて、韓国側にも通告してきたという。
中国は金正日(キム・ジョンイル)政権時代には、中朝関係を考慮し、
南北統一などデリケートな問題について、米国と協議を行わない立場を取っていた。
このため、中国が既存の方針を改め、米国と南北統一を含む韓半島の未来像について本格的に協議を行った場合、
北東アジア情勢に変化が生じるとの見方が出ている。中国事情に詳しいソ・ジンヨン社会科学院長は最近
「韓国と北朝鮮の意思に関係なく、米中というビッグプレーヤーが大きなビジョンについて対話しており、
それがどの方向に流れていくか注目すべきだ」と述べた。
オバマ政権はこれまで、中国に「北朝鮮問題に対する真剣な態度変化を望む」とのメッセージを伝えてきた。
中国の変化は昨年12月12日に北朝鮮が長距離ロケットを発射して以降、表れ始めた。
ケリー国務長官は今月13日、中国を訪問した際、中国側の立場を確認したもようだ。
ケリー国務長官は当時「韓半島から脅威がなくなれば、同地域に配置したミサイル防衛(MD)網を縮小可能だ」と述べた。
また、17日に米議会の聴聞会で、北朝鮮問題をめぐり「中国も米国と協力する意思を示唆したと考えている。
中国とその部分(中国なしでは北朝鮮が崩壊するとの点)について協議し、意見の一致を見た。
過去とは異なる結論を出せるように対話を行いたい」と説明した。
これに関連し、中国が最近、朴槿恵(パク・クンヘ)政権の推進する韓米中3カ国の戦略対話に関心を示したとの証言もある。
ソウルの別の消息筋は「最近の韓中間の会合で中国側関係者が韓米中3カ国の戦略対話を行う必要があると述べるなど、
金正恩政権が行き過ぎた挑発行為を続けていることで、中国内部に変化が起きている」と指摘した。
韓国政府は韓米中戦略対話を通じ、北朝鮮の変化を促す対北朝鮮政策を3カ国が共同で推進するとの戦略を持っている。
一方、中国の6カ国協議首席代表を務める中国外務省の武大偉・韓半島事務特別代表が21日に米国を訪問後、
中国と北朝鮮の接触が再開される可能性が高いことが分かった。
韓国政府は、武代表がワシントンでオバマ政権の幹部と会って帰国後、武代表またはほかの高官が北朝鮮を訪問する可能性が高いとみている。
これに関連し、朝日新聞は北朝鮮が今月半ば、中国と対話を行う意向を表明したと報じた。
同紙は消息筋の話として、ミサイル発射の姿勢を示してきた北朝鮮が中国と対話を行う方針を固めたことで、
韓米日当局は北朝鮮がミサイルを発射する可能性が低下したとみていると伝えた。
また、25日の朝鮮人民軍創建記念日に合わせた軍事行動の兆候も見られないという。
2013/04/22 09:50
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