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朝鮮半島の伝統音楽や舞踊を公演する「京都朝鮮歌舞団」(京都市右京区)が19日、京都市内で、
日本の和太鼓奏者と協演し、朝鮮学校を支えるチャリティーコンサートを初めて開く。
卒業生や在日同胞の寄付に頼り、財政基盤の弱い朝鮮学校の運営を助ける狙い。
歌舞団は「音楽や踊りを入り口にして、京都にある朝鮮学校の存在をみんなに知ってほしい」と意気込んでいる。
歌舞団は現在、20?30代の朝鮮学校出身者4人で構成。
演奏活動だけでなく、日本の学校の人権学習で講師を務めるなどしている。
今回は亀岡市在住の和太鼓・三味線奏者、山内利一さん(39)も出演する。
山内さんが以前一緒に公演した韓国人舞踊家の紹介で決まった。
コンサートでは、朝鮮の楽曲「アリラン」「イムジン河」のほか、
朝鮮半島の伝統弦楽器「伽耶琴(かやぐむ)」と三味線の演奏もある。
京都市内の朝鮮学校は現在、日本の幼稚園、小学校にあたる初級学校が2校(伏見区、右京区)、
中学、高校にあたる中高級学校が1校(左京区)。
歌舞団団長の姜侑里さん(31)は「同じアジアの楽器の共通点を感じながら、まずは演奏を楽しんでほしい。
身近にいる在日コリアンの存在を知ってもらうきっかけになれば」と話している。
コンサートの売り上げは京都と滋賀の朝鮮学校に寄付する予定。
19日午後7時から、府立府民ホールALTI(京都市上京区)で。
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