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日韓合作映画「ザ・テナー リリコ・スピント」の撮影が4月8日、北九州市内でクランクインし、
映画関係者らと共に俳優の伊勢谷友介さんが北橋健治市長を表敬訪問した。
「100年に一度のテノール歌手」といわれ、
ヨーロッパ各地で高く評価された韓国人声楽家・ベー・チェチョルさんの半生を描く実話に基づいたオリジナルストーリーで、
伊勢谷さんは甲状腺がんによって声を失ったチェチョルさんに日本の医師を紹介し、
声を取り戻した後、再びステージに立つまでをサポートした日本人プロデューサー役を演じる。
同日、小倉駅の雑踏を利用した撮影も行われた。ほかに北乃きいさん、ユ・ジテさんらが出演する。
「日韓合作映画を作るというのは簡単ではないが、チェチョルさんの物語は、日本ではNHKでもドキュメンタリーとして紹介され、
日本人韓国人の別(わ)け隔てなく感動する。北九州の風景を使いながら感動作品に仕上げたい」とキム・サンマン監督。
撮影は4月29日まで北九州市内の劇場などで行われ、2014年新春公開予定。
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左から、プロデューサーのキム・ジョンアさん、キム・サンマン監督、伊勢谷友介さん、北橋健治市長。
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