13/04/15 22:14:45.49
広東省肉鴿行業協会(食用ハト業協会)はH7N9型鳥インフルエンザの発生にともない食用ハトの流通が禁止されたことにともない、
飼育していたハトの殺処分を進めている。14日には食用ハトの大規模な飼育場である同省肇慶市の貝来得肉鴿養殖基地で、
食用ハト26万羽と卵を処分した。一方で、職員らは流通できなくなったハトを調理して「むさぼるように」食べていたという。(写真は「CNSPHOTO」提供)
同養殖基地では、ハトを埋めた場所に墓標を立てて、ローソクや線香、爆竹を用いて供養を行った。
協会は殺処分について「各企業が自らを救済するため」と説明し、理解と協力を求めている。
殺されたハトの「供養」からは、単に経済的損失に見舞われただけでなく、
本来は消費者に送り届けるべく飼育していたハトを、無為に殺さざるをえなかったことに対する、業者としての苦悩もにじむ。
中国新聞社によると、同養殖基地を「ハトの供養」が行われた14日に取材したところ、
職員が調理した食用ハトを「むさぼるように」食べていたという。
殺処分とは矛盾しているようだが、職員の気持ちになってみれば、
目の前にいるハトが鳥インフルエンザに感染しているとは思えない。しかし処分せねばならない。
「これまでの苦労がすべて無駄になった」とのやるせなさもあり、
「どうせなら自分が、食べられるだけ食べてしまえ」との発想になったのかもしれない。(編集担当:如月隼人)
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