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韓国自動車業界では、韓国GM、ルノーサムスン、双竜自動車の3社が2012年12月期に軒並み赤字を計上した。販売が
回復した双竜自は赤字幅が縮小したが、韓国GMは売り上げが伸びたのもかかわらず赤字に転落した。販売が不振だった
ルノーサムスンは売り上げが大幅に減少したが、販売管理費の削減で赤字幅は前年に比べ縮小した。
各社が発表した事業報告書によると、韓国GMの営業損益は3402億ウォン(約301億円)の赤字だった。前期は1136億ウォン
(約100億円)の黒字だった。売上高は前期比5.8%増の15兆9496億ウォン(約1兆4100億円)だったが、労組との賃金関連
訴訟で敗訴した場合に発生する数千億ウォン(数百億円)のコストを財務諸表に反映させた結果、赤字に転落した。韓国GM
関係者は「大法院(最高裁に相当)の判決は確定していないが、訴訟の結果に関係なく、会計の原則上、訴訟額を反映しな
ければならない」と説明した。
ルノーサムスンの売上高は26.6%減の3兆6552億ウォン(約3200億円)だったが、営業損益の赤字は前期(2150億ウォン=
約190億円)を下回る1721億ウォン(約150億円)だった。同社は研究費、広告販促費、品質保証費など販売管理費を
1000億ウォン(約約88億円)以上削減した。また、多数の部品を国産化し、親会社のルノーや日産に支払っていた部品代金や
技術使用料を前年の1兆1850億ウォン(約1050億円)から昨年には6022億ウォン(約533億円)に減らし、赤字幅の縮小に
つながった。
双竜自は3.2%増の2兆8638億ウォン(約2530億円)で、営業損失の赤字は990億ウォン(約87億円)となり、前期(1060億ウォン
=約93億円)に比べやや縮小した。同社の李裕一(イ・ユイル)代表は「2015年ごろの黒字転換を目標にしている」と述べた。
一方、韓国の輸入車市場で首位のBMWコリアは昨年の売上高が17%増の1兆7278億ウォン(約1530億円)で、過去最高を
更新した。営業損益は354億ウォン(約31億円)の黒字だったが、通貨先物取引での損失で100億7200万ウォン(約9億円)の
純損失を計上した。
金垠廷(キム・ウンジョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2013/04/12 08:40
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