13/04/03 23:11:30.68
UFCを'反日感情'の震源地にするのか
キム・ブミ記者
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(サンピエールのフェイスブック)
‘旭日昇天旗’。大韓民国の国民の中でこの単語を聞いて愉快な人がいるだろうか。
先月17日、米国・ラスベガスで開かれたUFC競技でウェルター級世界チャンピオン、ジョルジュ・サンピエール(カ
ナダ)が旭日昇天旗を連想させる模様が刻まれた競技服を着て出場して事件は始まった。試合を見た国内の格
闘技ファンらは怒り、UFC選手ジョン・チャンソンはSNSを通じてサンピエールに対する抗議文を掲載した。
旭日昇天旗の正確な歴史的背景を知らなかったサンピエールは結局、謝罪とともに今後、競技服はもちろん、彼
と関連したすべての論難を起こさないという言葉を伝えた。 騒々しかった事件はそれで一段落するように見えた。
だが、日本選手・長南亮はこの事件に再び火種をまいた。「旭日昇天旗に不満がある人間はバカだ。歴史の勉強
もしろ。といっても無理だろうね」と皮肉を述べ、わが国民を大きく刺激した。
スポーツは時に政治、外交を跳び越えて国家と国家を結ぶ架け橋の役割をしたりする。過去、米国と冷戦を繰り返
した中国は武力でなくスポーツで答えを探した。‘ピンポン外交’を通じて現在までも平和外交のアイコンになった。
だが、正反対にスポーツが葛藤をより大きく拡張させる場合もたまに発生する。パレスチナとイスラエル間の葛藤
で起こった1972年の黒い九月団事件はスポーツ史で最も悲劇的な事件として残っている。
わが国民の場合は‘韓日戦’が持つ特殊な過去史によって理由を問わず必ず勝利しなければならない宿命のよう
に受け入れたりする。不幸だった過去史をスポーツで解消しようとする行動はもしかしたら自然な感情の発現だ。
‘韓日戦’という名前で色々な種目にかけて数十年間、対決したし、国民たちはこれを通じて笑って泣いた。
UFCの選手たちは競技中、殺気が感じられるほど血みどろの戦いを行う。だが、リングを離れれば二つとない間柄
に戻る。帝国主義を象徴する‘旭日昇天旗’をめぐって論難を繰り広げることはもうなくならなければならない。UFC
が反日感情を煽る震源地になってはならないだろう。
残念なことに過去史を過度に否定する日本の歴史認識が一つの国を代表する運動選手にまでつながった。歴史は
隠されるものではない。長南亮が国際大会に出場した以上、彼は単純に一介の運動選手ではない。過去の歴史を
裁断したような長南亮の行動を見ながら、もう少し歴史の勉強をしたら良いという言葉を伝えたい。
ソース：eトゥデイ(韓国語) 最終修正:2013-04-03 13:49
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