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(>>1から続き)
性的暴行に対する考え方は、性別や文化によって異なる。性的暴行に対する固定観念を知る手段としては「レイプ神話尺度」に
基づく心理検査がある。性犯罪に対する考え方が盛り込まれた20の設問からなるもので、それぞれの設問に対し1-9点を付け、
合計点(20-180点)が高くなるほど、性的暴行に対する固定観念や誤った認識があると評価される。「女性が親近感を持って
男性に接することは、性的接触を許容する意思表示だ」「女性が初めて会った男性の家に行くことは、男性との性行為を許可する
という意味だ」「女性がキスや愛撫(あいぶ)を許容することは、性行為を許可するという意味だ」「もし女性が首を抱きしめたり、
なでたりして、手の施しようのない状態になった時点で男性が性的暴行を加えた場合、女性にも責任がある」といった設問がある。
昨年、電子足輪を装着したまま20代の女性に性的暴行を加えたとして起訴された男(39)は「性的暴行に遭ったと訴える女性の
大部分は、それ以前に何度も性的関係を持った」「女性が初めて会った男性の家に行くことは、男性との性行為を許可するという
意味だ」などの設問に5-6点を付けた。捜査機関はこの男について「性的暴行の責任を被害女性に押し付けるというゆがんだ
性的観念を持っている」と評価した。
韓国性暴力相談所のイ・ミギョン理事は「一部の男性は、女性たちが性について『わざと消極的な表現をする』『キスや愛撫をする
女性にはその気がある』といった誤った認識を持っている。性行為だけでなく、あらゆる人間関係において、相手の意思をそのまま
受け入れ尊重する態度が求められる」と指摘した。
(以上)