13/03/29 12:59:43.10
民主党の細野豪志幹事長(41)がFacebookで自身の「保守」に対する考えを明らかにしている。
「私自身は、保守という言葉にこだわりを持っています」という細野氏。
保守を語るにあたり、細野氏は日本の歴史から触れており、「私が強い関心を持っているのは、明治以前の日本の姿です」と綴る。
細野氏は明治以前の日本について、日英修好通商条約を締結するために来日したエンギン卿の個人秘書であったエリファンの言葉を引き合いに
「当時の日本人は、共同体と自らを一体のものと捉えていたのだと思います」と説明。
「描かれている日本人は、同胞に対してはもちろん、外国人に対しても寛容でおおらかです」と続け、このような精神を下地にし、
「わが国の進むべき方向を提示したのが『新しい公共』という考え方です」と説明する。
明治以降については「富国強兵、殖産興業を目標とする中央集権国家は、わが国を取り巻く外部環境を考えれば必然でした」としながらも
「日本人が本来持っていたおおらかさや寛容さは失われていきました。
先の大戦では、国策を誤り、国民を存亡の危機に陥れ、アジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えました」とコメント。
「保守」について考える時に、明治以降の日本のあり方を保守する立場なのか、
明治以前の日本のあり方を保守する立場にあるのか問う必要があると説明し、
「私から見ると、自民党は明治以降の日本の忠実なる保守政党。私は後者の立場に立ちます。
つまり、日本に古くから存在してきた公を担う市民の意識や、多様な共同体を大切にする社会や価値観を保守するという立場です」と自身の見解を綴っている。
この細野氏の見解に「明治を自民になぞらえて、民主はその前の古き良き江戸でございというロジックは苦しいし、現実から目をそらせすぎでは?」
「江戸時代は民主党がお嫌いな『世襲天国』ですけど…」「中道っておっしゃっていませんでしたか?」「これ、ピロートークですよね?」などのコメントが寄せられている。
URLリンク(yukan-news.ameba.jp)
私たちの周りには、地域共同体、学校、NPOなどに関わり、助けること、助けられること双方を喜びとする人々がたくさんいます。
この精神を大切にしながら、過去に回帰するのではなく、わが国の進むべき方向を提示したのが「新しい公共」という考え方です。
民主党は、3年3か月の間、地域主権を推進し、NPOの税制優遇措置を導入し、コミュニティスクールを増やしてきました。
「公を担う市民の自治を尊び、近代以降、官が独占してきた「公共」をそれぞれの主体に還す」という綱領の言葉は、この考え方を党として明らかにしたものです。
わが国は、多大な犠牲をもたらした先の大戦からも復興を遂げました。明治以降の中央集権体制は復興においても有効に機能しましたが、
わが国のあり方は、今、大きな曲がり角を迎えています。私たちは、この国の目指すべき方向性として、
内政外交にまたがる「共生社会」を提示し、その手段としての「地域主権」や「新しい公共」を綱領で示しました。
日米同盟を深化させ、隣人であるアジアや太平洋地域との共生を実現する姿勢こそ、本来の保守の姿です。
排外主義に陥り、開かれた国益を忘れた時、我が国の国益は大きく傷つくことになります。
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