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韓国紙「朝鮮日報」によると、韓国は最近、長年芸能界に潜んで来た、「性接待」をめぐるスキャンダルに揺れている。
最近では、韓国で人気を集めている日本人タレント・サユリが「性接待の根本原因は野心」と発言したほか、
「自分も誘いを受けた」とし、物議をかもしている。環球時報が報じた。
サユリは最近、韓国のあるテレビ番組で、「野心に満ちた芸能人が性接待に巻き込まれている」と発言。
「野心があるから性接待が存在する。不合理なことに遭遇するのを恐れ、仕方なく性接待をするという人もいるが、
私はそのような不安は野心が原因だと思う。野心に満ちた芸能人が接待をするのは不可避なことで、これは個人の選択の問題」
と指摘した。また、自身の経験として、
「ある番組で、接待を提案されたが、『くだらない話はやめて、さっさと出て行くように』と一蹴すると、その番組から降ろされた」と語った。
一方、韓国の新人女優チャン・ギョンアは昨年12月10日、ツイッターで、「中には体を売って配役を手に入れている女優もいる。
そのことをどうこう言うつもりはないが、もしお金や名声のために手段を選ばないというのがいわゆる成功の道であるなら、私は遠慮させてもらう」
と性接待を暗示する文章を残し、最近話題になっている。
韓国では2009年、性上納を強要されていたことを苦に、女優のチャン・ジャヨンが自殺し、社会問題となった。
同事件を扱った映画「ノリゲ(おもちゃ)」について、チャン・ギョンアは昨年10月、
「芸能界にデビューする女性が性接待に巻き込まれることを描いていると聞いているが、
誰が誰の『ノリゲ』で、誰が被害者なのかをはっきり区別するのはやめてほしい。
裏事情は明らかであるのに、身の危険も顧みずに自分から飛び込んでおいて、後になって自分は被害者だと訴えるのはどうかと思う。
実際の責任は誰にあるのだろう。自分の利益のために相手を利用しようと、お互いにしているのだから、どっちもどっちだ」とバッサリ切り捨てている。
これらの発言に対して、ネット上では、「性接待には、さまざまな社会問題が折り重なっているため、単純に個人の野心の問題と考えるのは狭い見方」、
「外国人であるサユリは、韓国社会では『コネ』が巨大な力を持つというのを理解していない」と否定的な見方のほか、
「サユリの発言は、信念のある発言だ」「間違いの99%は性接待を要求する側にあるが、
1%は知名度を上げたいという女優の欲望や自信の欠乏、不確定な将来への不安などだろう」とする声もあり、意見が分かれている。
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