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一時はブームと報じられたK-POPも、日本進出にブレーキがかかっているようだ。このところの円安ウォン高も多少影響しているらしい。
K-POPは、日韓の間で2012年8月に竹島問題が起きた前後から、陰りが見え始めた。
朝日新聞も、K-POPグループの日本デビューが、前年の15組から8組に半減したと報じている。
そして、年末のNHK紅白歌合戦は出場ゼロとなり、13年に入ると、日本デビューのニュースはほとんど聞かれなくなった。
確かに、東方神起、少女時代、KARAといった人気グループは、日本でも精力的に活動している。
東方神起は、ニューアルバムが3月18日付オリコン週間ランキングで1位となり、4月27日からは、70万人の動員計画もある5大ドームツアーがスタートする。
少女時代は、2月9日から4月21日までのアリーナツアーで韓国女性グループ最多の20万人を動員する予定で、
KARAも、1月6日には韓国女性グループ初の東京ドーム単独ライブを実現させた。
しかし、K-POPとしては、デビューが相次いだときのような盛り上がりに欠けているのだ。
その理由として、日本でK-POPを支援している韓国関係者は、アベノミクス効果の円安ウォン高で、K-POPが日本で稼げなくなっていることを取材に認めた。
つまり、よほどの人気がないと、コストがかかり過ぎて、採算が立たないのだ。この関係者は、
「番組出演などはドルベースでやっていますので、円安ウォン高の影響を直接的に受けてしまいますね」と明かす。
さらに、日韓関係の冷え込みもまだ響いているという。
売り上げの8割占める日本、まだ魅力的
「1、2年前とは違って、新人のライブにそれほど人が集まらなくなっています。世論を考慮して、
日本のマスコミがその紹介に消極的になっていることや、企業のスポンサーが集まらないこともありますね」
クオリティへの目も厳しくなっており、以前と違って、何でも見に行こうということにはなっていないとした。
東方神起などの人気が続いている理由については、「ロイヤルティの高い層がお金を出していますので、それほど影響が出ていないからです」と説明する。
このうち在日韓国人の割合がどの程度高いかは分からないという。ただ、新しいファンについては、なかなか獲得できない状況であることを明かした。
こうした中、K-POPでは、PSY(サイ)の「江南スタイル」が米ビルボードで2位に入るなど、世界進出の動きも出てきている。
しかし、前出の韓国関係者は、アメリカなどで稼ぐ見通しは立っていないと言う。
「アメリカは世界第一の経済大国ですから進出したいとは思っていますが、実際には、現地で受けたという実績はまだないです。
市場参入の壁は高く、PSYもこの人気が続くかどうか分かりません」
ベトナムなど東南アジアでは、日本よりK-POP人気はあるが、市場のパイが小さすぎるそうだ。
こうしたことから、もう1つの経済大国の日本は依然、K-POPにとって魅力的な市場だとした。
「K-POPの世界での売り上げは、金額ベースでは日本が8割も占めています。日韓関係はコントロールできませんので、
与えられた環境の中で、どう突破していくかを考えていくしかないと思っています」
とはいえ、こうすれば売れるという見通しは、依然立たないままのようだ。
URLリンク(www.j-cast.com)
【韓流】韓国のウォン高で日本に進出するK‐POPグループが激減する[03/21]
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