13/03/22 23:33:49.50
中国のレアアース(希土類)企業にとって、最悪の状況が既に訪れた。
上場企業の2012年の業績が続々と発表され、非鉄金属分野の低迷が浮き彫りになっている。中国産経新聞が伝えた。
レアアース大手の包鋼稀土が1月29日、2012年の業績予想を発表し、親会社株主に帰属する純利益が前年比で50~60%減となるとの見方を示した。
また広晟有色は最近発表した12年業績予想で、親会社株主に帰属する純利益が前年比60~80%減となるとした。
長江証券の王建高級投資顧問は各社の減益について、
「これまでに環境コストを配慮せず、低価格による販売で中国は世界最大のレアアース供給国となった。
環境が日増しに悪化する中、中国はここ2年でレアアースの生産規模を抑え始めた。中国経済の回復の勢いが弱く、需要減少が減益の理由の一つとなる」と指摘した。
大企業だけではなく、中小企業の経営も極めて難しい状況だ。中投顧問産業研究センターの苑志斌冶金業研究員によると、
行政の介入による「陣痛」が1年半も続き、多くのレアアース企業が淘汰され、生き延びた企業も手痛いダメージを蒙った。
この結果はレアアースの過度の開発による生産過剰と関係するもので、すでにレアアースの国家備蓄にも影響している。
レアアースの輸出減少後、企業は海外の市場を失い、在庫が急増、更に大幅な赤字を出した。
レアアース価格の続落について中商情報網産業研究センターの林良敏研究員は、レアアースの生産過剰と需要減少による二重の打撃が原因だと分析している。
苑研究員によると、需要低迷は中国本土の問題だ。海外需要は旺盛で、中国の過度な開発が需給関係のアンバランスをもたらした。
状況が悪化する中、政府は輸出禁止を決めた。景気減速の影響を受けて中国のレアアース需要が急減し、レアアース業界は苦境に陥った。
林研究員によると、2012年の世界的な景気低迷はレアアース需要に影響し、需要低迷がレアアース市場の大不況を招いた。
一部の企業は価格安定化のために生産規模を縮小したが、効果は鮮明ではなく、市場の購買力不足が浮き彫りになった。
現在、米国、ベトナム、モンゴルなどの国もレアアースの開発規模を拡大しており、中国レアアース企業に打撃を与えた。
林研究員は「現在の状況を見れば、13年もレアアース産業の環境改善や需要好転は難しく、低迷が続いていくだろう。
13年に優遇策による上げ相場は現れないと予想される」と話した。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【日中】日本の南鳥島近海で大量のレアアース発見…中国「南鳥島はわが領土。日本領ではない」[3/22]
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