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大人気ブログ『中国嫁日記』の作者、漫画家でイラストレーターの井上純一氏は、昨年春から経営する玩具会社の製造拠点、
中国の広東省東莞市で暮らしている。反日暴動に揺れた昨年を振り返りながら、現代中国庶民のリアルな姿を井上氏が語った。
―広東省の東莞市へ移住されて、もうすぐ1 年ですね。ものすごい勢いで開発が進んでいる地区のようですが、まだ不便なところはあるのでしょうか?
井上:最大の問題はネットがのろいこと。光回線で4 メガですよ! その上に「金盾」(※中国政府によるネット検閲システム。多くのSNS やブログに接続できない)が存在します。
最近リニューアルされて、勝手に通信の逆探知をしてルートを自動的に塞ぐシステムがつき、いっそう面倒くさくなりました。
他はほとんど問題がないですね。住んでいるところの近くにはマックカフェがあるマクドナルド、ケンタッキー、ピザハットに日本食屋もある。
日本のお菓子を売っている店もあります。ただ、そこはブルボン製品がなかなか無い。最大の難点です。
―昨年は尖閣諸島の領有を巡って、中国では大規模な反日暴動が起きました。移住されたばかりで驚かれたのではないでしょうか?
井上:いま住んでいる南部の工業地帯の人たちは、騒いでも一円にもならんというのが本音です。火をつけたりして暴れたのは、北に集中しているでしょう。
南の連中は、自分の収入に響くと分かっているから暴れない。暴動があった都市部でも、地元の人は暴れてないですよ。未来がないと思っている田舎者が鬱憤晴らしに暴れた。
―中国のなかでも南と北はずいぶん違うんですね。
井上:妻は北の出身なのですが、北の人間は、南のことが嫌いで必ず悪口を言う。「南の人は、泥棒と嘘つきばかりだ」という言い方があるんです。関西人が東京のことを悪く言う拡大版みたいなものです。
中国の南と北は、本来は言葉も違います。でも、中国政府は言葉で国が分裂すると分かっているので、普通語として北京語をたくさん教えている。おかげで識字率が上がった。
文字が読めるのは重要なこと。人間の脳は、計画や仕事の組み立てを言葉じゃなく文字で認識しているから、工員の識字率が高くなったおかげで中国は生産性を上げたんです。
―中国の教育といえば、反日も教えられているのが有名ですね。
井上:中国政府は、国が分裂しないように北京語を教え、同時に日本を敵だと設定する愛国教育をして国内を固めました。でもそれが今、裏目に出ている。
国がすすめている部分もありますが、反日というコンテンツそのものが面白いので止まらなくなっている。
“抗日ドラマ”というジャンルがあります。共産党は抗日ドラマをこれ以上作らせないようにしているのだけれど、
視聴率がいいから100 チャンネル以上ある民放のテレビ局が勝手に作っちゃう。そして実際に見てみると、実に面白いんです。
第二次世界大戦中の日本が必ず悪として描かれるのですが、子ども向けの戦隊モノや時代劇の水戸黄門みたいに、定番の悪役として登場するんです。
制作する立場からこのコンテンツをみると、決まった設定があるから簡単にシナリオを組め、高い視聴率もとれる。
さらに、本来だったら許されない暴力描写を抗日ドラマだけは、やり放題なんです。反日は娯楽として優れているから広まるし、止められないという事情がある。
(続く)
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