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2013年3月17日、カナダ紙バンクーバー・サンによると、カナダブリテッシュコロンビア州リッチモンド市で、
街頭に氾濫する中国語の広告に不満を持った市民が市政府に対し制限するよう請願活動を開始し、現地で大きな議論が巻き起こっている。18日付で環球時報が伝えた。
市民2人が8カ月間を費やして実施した調査の結果、市民からは
「中国語だけの広告が多すぎる」「民族の隔離を促進し、カナダのステータスを消滅させてしまう」「政府がこのまま放置し続ければ市内から英語が消えてしまう」
などの意見が寄せられた。
同市は人口20万人未満の小都市であるが、60%以上をアジア系住民が占め、中でも中国系住民は総人口の43.6%にも達している。
また、同市のデータによると、方言を含めた中国語を母国語とする住民が人口の40.9%を占め、英語を母国語とする住民の割合36.5%を初めて上回った。
市民の中には「中国系住民は郷に入っては郷に従うべきである」との意見もあるものの、同市が設立された1990年当時から中国系住民が重要な位置を占めてきたことや、
カナダが移民を尊重する多元文化社会であることなどからこれに反対する意見も多い。
中国語の広告の制限について、識者は
「政府が企業広告に対し制限することは文化的な差別の疑いが生じるだけでなく、各民族平等というカナダの政策にも背くことになる」と指摘。
また、市政府の担当者は「企業がどんな広告を打つかはマーケットと関係がある。政府が強制することは相応しくない」と話している。
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