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中国紙「南方週末」はこのほど、
「抗日ドラマの生産チェーン暴露：日本兵を手で引き裂くシーンがあれば、１回ごとに２００万元（約３０００万円）」と題した記事を掲載し、
中国の抗日ドラマの「制作代行工場」の裏にある成熟した効率的なマーケティング産業チェーンを暴露した。
２０１１年、国家広播電影電視総局は通知の中で、一部の抗日ドラマの娯楽化を批評した。
浙江省にあるアジア最大の映画撮影拠点である横店は「抗日を生み出す地」となる前は、時代劇やスパイドラマなどのドラマや映画が撮影されていた。
だが「抗日戦争勝利６０周年」の０５年に撮影された「亮剣」などの抗日ドラマが高い視聴率を実現したのをきっかけに、抗日ドラマが「金のなる木」となった。
現在、抗日ドラマは中国で「統治的」な地位を占めている。１２年、中国のゴールデンタイムに放送された２００余本のドラマのうち、
抗日ドラマなどを主な内容としたドラマは７０本を超えた。１２年に中国の関係部門が審査・許可した近代ドラマ３０３本のうち、
近代革命戦争を題材としたドラマが半分以上に達し、そのほとんどが抗日ドラマだった。
これらの抗日ドラマの多くが横店で撮影された。１２年１年間、横店では１５０本のドラマが制作された。うち４８のドラマ制作グループは抗日ドラマ撮影だった。
横店は抗日ドラマ人気の最も直接的な受益者になった。
１２年上半期（１～６月）だけでも、横店に入居する企業の売上高は１１年上半期比で２．４倍の５４億９７００万元に達した。
中国の男性俳優、陳道明氏は、抗日ドラマの娯楽化について、「一部の抗日ドラマは歴史を勝手に書き換えている。
これは価値観の問題で、歴史と一致しない抗日ドラマの氾濫は、青少年をミスリードする」と自らの観点を率直に語った。
中国の著名なシナリオライター、高満堂氏も「中国ドラマ産業はオリジナル作品を制作しなればならない」と話した。
URLﾘﾝｸ(www.xinhua.jp)
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