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北朝鮮が露骨に「核恐喝」をしている。3度の核実験と長距離ミサイル発射の成功で、憂慮されていた状況が現実になった。
北朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」が6日、「米帝が核兵器を振りかざせば、我々は過去とは完全に違う、
多様化された我々だけの核攻撃の手段で、ソウルだけでなくワシントンまで火の海にする」と警告した。
前日には、朝鮮人民軍最高司令部報道官という肩書で、金英徹(キム・ヨンチョル)偵察総局長が直接、
「(核兵器の発射ボタンを)押せば発射することになっており、火の海になる」と警告した。
哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没、延坪島(ヨンピョンド)砲撃の主犯が1994年3月の「火の海」発言とは次元が異なる「核の火の海」の脅迫をしている。
北朝鮮が核戦争で脅迫するのは、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議草案が完成したことへの反発だ。
北朝鮮は、防衛作戦を中心に行われる定例の韓米合同軍事演習に対しても、「共和国(北朝鮮)を圧殺するための最も露骨な軍事挑発行為だ」と非難した。
「委任」によって休戦協定の白紙化、強力かつ実質的な2次・3次対応措置を取ると警告した。
金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の命令によって一糸不乱に動く北朝鮮軍部の脅迫を口先だけと見るこはできない。
安保理は6日、06、09年の核実験の時よりも強力な制裁決議草案を作成した。北朝鮮外交官の不法行為を監視して北朝鮮の金脈を締めつける一方で、
船舶による大量破壊兵器の搬出入だけでなく、疑わしい物品を輸送する航空機の離着陸や領空通過の不許可が含まれた。
北朝鮮の核開発への意志を明確に挫く実効性のある制裁にならなければならない。
国際秩序を無視して核を保有した代価は耐え難いということを身に染みて感じさせることができなければ、制裁をいくつ追加しても別段意味がないだろう。
主な対外政策の方向を決める両会を控え、中国が決議案採択に同意したことは意味が大きい。
北朝鮮に対する報復が必要だということで国際社会と意見が一致したのだ。北朝鮮指導部は、最近中国内で核実験反対デモが激化し、
中国共産党の最高教育機関が発行する雑誌に「北朝鮮を見捨てるべきだ」という主張が出ている現実を直視しなければならない。
軍は、北朝鮮の挑発警告に対して、「挑発の原点と挑発支援勢力だけでなく、その指揮勢力まで強力かつ断固とした対応をとる」と明らかにした。
韓米連合監視網を最大限活用し、北朝鮮の挑発の瞬間を逃してはならない。直ちに核弾頭を装着したミサイルが飛んでくることはないが、
放射能物質が含まれた在来式爆弾「ダーティーボム」一発が都心に落ちても、韓国が受ける打撃は深刻だ。
安保脅威にもかかわらず、大統領府と政界の政争のために大統領府の国家安保室が十分に稼動できず、内閣の外交安保ラインが不完全な状態だ。
平時には、与野党が国政運営をめぐって対立し得るが、外部の脅威には一つになって国力を結集しなければならない。
このような中、統合進歩党のイ・ジョンヒ代表が北朝鮮核には沈黙し、「北朝鮮制裁と韓米合同軍事演習を直ちに中止せよ」と要求することは明白な利敵行為だ。
URLリンク(japanese.donga.com)
【東亜日報/社説】「1週間なにもできない朴槿恵政権と国会、『植物政府』にすらならない」[03/06]
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