13/02/24 08:37:52.71
中国の沿海部で化学工場から有害物質が漏れ出す事故があり、23日、健康被害を訴える住民らが、
政府がこれまで有効な対策をとってこなかったとして、抗議デモを行いました。
抗議デモがあったのは、沿海部・山東省の工業都市、東営で、住民によりますと、今月17日から猛烈な異臭が町に漂い、
数万人がめまいやおう吐などの症状を訴えたということです。
地元当局は、町のはずれにある石油化学工場から有毒な硫化水素が大気中に漏れ出していたことを認め、工場の操業停止を命じましたが、
住民側は過去にも同様の被害が起きていたにもかかわらず、政府が有効な対策をとってこなかったとして、23日、抗議デモを行いました。
デモにはおよそ1000人が参加し、住民は「有毒ガスはいらない、青空を返せ」などと叫びながら、
町の中心にある広場から地元政府の庁舎までデモ行進をしました。
デモに参加した女性は、「政府は私たちのことなど、どうでもいいと思っている。私たちの生活はどうなるのか」と話していました。
中国では、工場などから出る有害物質による大気や水の汚染が各地で深刻化していますが、
政府の対策が追いついていないのが現状で、経済成長を優先して、国民の健康をないがしろにしているという批判が強まっています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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