13/02/22 23:15:21.32
きょう2月22日は、日本と韓国の外交関係において緊張が高まる毎年恒例の重要な日だ。
島根県で「竹島の日」の記念式典が開かれるからだ。竹島は韓国では独島と呼ばれ、韓国が1950年代から実効支配している。
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は昨年8月、最後の外交活動の一環として同島に上陸。歴代韓国大統領として初めて同島を訪問し、日本を怒らせた。第3国の一部で、同島は公式にはリアンクール岩礁として知られる。
しかし、李政権が日本政府の鼻をつまんで小ばかにしている方法でより知られていないのが、
ソウルにある日本大使館の建て替え計画を韓国政府が認めないことだ。こちらの方はもちろん、実際の影響をもたらしている。
建前の理由はこうだ。在ソウル日本大使館の約4分の1の敷地(そして、同大使館建物の一部)が景福宮から100メートル以内にあり、
2010年の法律によると、14メートルを超える建物の建設は認められていない。つまり、2階建てを超えるような建物は建設できないことになっている。
日本大使館からちょうど真向かいには、聯合ニュースが本社を建設している。
この建物は日本大使館が建てようとしている建物より約20メートル高いが、景福宮からの建築規制区域の外にある。
日本大使館を通り過ぎる人ならば誰でも、それが4つの真新しい60メートルのオフィスビルに囲まれていることに気づく。
この4つの建物の一部はいずれも景福宮から100メートル以内にある。
こうした新たな建設の結果、景福宮の南東の角からは日本大使館の赤れんがのたった一部しか見ることができない。
その一方で、日本大使館のちょうど真向かいには、韓国政府によって一部保有されている聯合ニュースが高さ55メートルの本社を建設中だ。
この建物は景福宮から100メートル以上離れている。
日本政府は、高さ23メートルで4階建ての現在の大使館を、より大きな建物に建て替えることを望んでいる。
しかし、その新たな建物も、日本大使館を小さく見せている周囲のオフィスタワーほどには大きくはならない。
実際、新建物の一部は高さ36メートルの6階建てになるものの、残りの部分は4階建てにとどまる予定だ。
現在の日本大使館は築42年になり老朽化している。
そのうえ、日本大使館員の一部は、大使館に十分なスペースがないため、数ブロック離れた別の建物で仕事をしている。
日本政府は昨年、2010年の法律の特例措置を韓国政府に申し入れた。
しかし、韓国文化財庁は同年7月、日本政府の要請を却下した。
高層化される新たな日本大使館が景福宮の「歴史的かつ文化的環境を破壊」するかもしれないとの理由だった。
関係筋の1人によると、日本大使館は新大使館の建設がもたらすリスクについて、韓国文化財庁に質問したが、何らの返答はないという。
韓国文化財庁で王宮や宮廷の管理業務をつかさどるOh Myeong-seok氏は、日本の新大使館の建設にあたっては、
景福宮から100メートル以内は高さ14メートル以下、100メートル超は同17メートル以下でそれぞれ建造しなくてはならない、と述べた。
同氏は「われわれは彼らに法律を順守して建てるよう伝えた」と話した。他の建物について、
同氏は、それらの建物のオーナーが2010年の法律が施行される前に、高層ビル建設の許可を得たと述べた。
皮肉にも、韓国は目下、東京にある自らの大使館を、より大きな建物に建て替え中だ。
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