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【日中経済】食材でもチャイナリスク回避 アジア・アフリカと広がる調達先[02/21] - 暇つぶし2ch1:壊龍φ ★
13/02/21 20:05:49.85
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画像: 一極集中する調達先を多角化する輸入事例

 食卓にのぼる食材の調達で、中国一極集中を回避して、アジアやアフリカに調達先を確保するチャイナ・プラス・ワンの動きが進んでいる。輸入量の
約8割を中国に依存するトウガラシでは、香辛料輸入商社の小林桂(神戸市中央区)が今春、モロッコから初めて輸入する。キノコ生産大手の
雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)は昨年12月、輸入量の約9割強を中国に頼るモヤシ原料の緑豆をバングラデシュから輸入。中国が一大産地
だった漢方薬の主原料、甘草(カンゾー)をめぐっては、医薬品原料製造の宏輝(東京都千代田区)が中央アジアの生産地で相次いで工場を
稼働させるなど、脱中国依存が進んでいる。(フジサンケイビジネスアイ)

■価格高騰など回避

 輸入量6万トンのうち9割強を中国産に頼る緑豆は、人件費の高騰や同国での消費拡大で、購入価格は1トン当たり14万円強と5年前の
約2倍に跳ね上がった。

 モヤシは安売りの目玉商品だけに、店頭価格への転嫁が難しい。雪国まいたけは「脱中国で安定供給を実現し、バングラデシュの貧困解決にも
貢献したい」(佐竹右行上席執行役員)と意気込む。早ければ3月にもバングラ産緑豆で生産したモヤシがスーパー店頭に並ぶ。

 甘草は最大産地の中国で乱獲が進み、中国政府が採取や輸出規制を強化。この結果、中国企業まで参戦する世界規模の医薬品原料
メーカー間の争奪戦が激化、調達価格はこの3年で2倍になった。宏輝は2011年、甘草を確保できるタジキスタンで工場を稼働、中間原料の
生産を開始、近くアゼルバイジャンでも生産に乗り出す計画だ。

 各社が調達先の多様化を進めるのは、価格高騰への危機感だけではない。カントリーリスクを回避する狙いもある。

 小林桂がトウガラシの調達先としてモロッコに目を付けたのも過去の苦い経験からだ。スパイス輸入を中東に依存していたため、アラブの春による
エジプトのデモでハーブ到着が遅れ、イラン向け経済制裁でビスタチオの輸入がストップした。

 今は価格が安定しているが、「中国の需要増などで将来、価格高騰の恐れがある」(営業担当の常深克典課長)として先手を打ったというわけだ。
今春にはモロッコの農家に委託生産したトウガラシ20トン弱を輸入するが中国産の価格次第で日本の全輸入量の約1割に相当する1000トンにまで
拡大したい考えだ。

 一方、競争が激化する中、産地とより密接な関係を構築することで長期の安定輸入につなげる工夫も広がっている。

 中国が生産国から輸入国に転じた白ゴマも調達先の多様化が急がれる。野菜の有機栽培などを手がける坂ノ途中(京都市南区)は近く、ウガンダ
からの輸入を開始。現地の契約農家に有機栽培の技術指導を行う社員を派遣、安全・安心なゴマ栽培に乗り出す。「将来はゴマ油の生産などにも
発展させ、雇用につなげる」(小野邦彦社長)構想もある。現地に根ざした貢献で将来、ライバルが出てきても安定的に調達できると読む。

■参入障壁を突破

 慣れない新興国ビジネスは多くの参入障壁との戦いで、中小企業にはハードルが高い。

 雪国まいたけがバングラデシュで直面した最大の障壁は、緑豆が自国食糧優先の戦略物資で輸出禁止品目だったことだ。現地政府との輸出認可
取得交渉は難航したが、政府とのパイプを持つ日本貿易振興機構(ジェトロ)などが仲介し「突破口につながった」という。官民連携も実を結びつつあり、
調達先の多様化が進む。(上原すみ子)


msn産経ニュース: 2013.2.21 11:19
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