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●深刻化する中国の大気汚染、背景に複雑な政治力学
URLリンク(jp.reuters.com)
中国の首都、北京を覆う深刻な大気汚染。
悪化する大気汚染の背景には、環境基準の強化に抵抗する国営企業2社、
中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油(シノペック)の存在が浮かび上がっている。
同国の環境保護省と2社の間ではお役所的なやりとりが行われるだけで、大気汚染の
主因とされる自動車用ディーゼル燃料の環境基準強化は遅々として進んでいない。
もちろん大気汚染の原因は他にも多く考えられるが、この2社がなかなか腰を上げない上、
環境基準に無関心であることが、権限のさほど強くない環境保護省が直面する試練を
浮き彫りにしているとアナリストらは指摘する。
大気汚染に対する国民の怒りは高まる一方、経済成長を最優先してきた中国では、
国営企業が省庁より力を持ってきた経緯もあり、習近平氏率いる新政権が強大な既得権益に
毅然とした態度で臨めるかには疑問も残る。
「共産党の新指導部は、CNPCやシノペックをの力を弱める必要がある」。
国家行政学院の汪玉凱教授は、2社の力が強大になり過ぎたと指摘している。