【韓国】増え続ける「家族殺し」、諸外国の3-4倍に-尊属殺人は3年で1.5倍に[02/05]at NEWS4PLUS
【韓国】増え続ける「家族殺し」、諸外国の3-4倍に-尊属殺人は3年で1.5倍に[02/05] - 暇つぶし2ch1:帰って来た仕事コナカッタ元声優 φ ★
13/02/05 12:05:26.43
昨年4月、数十年間にわたって父親の暴行に苦しめられていた母子が、父親の口をビニールテープでふさぎ、窒息死させる事件が発生した。
父親は酒に酔っては家族に暴力を振るい、脳障害1級の長女の髪の毛をつかんで振り回したこともあった。
家族は父親の暴力について周囲に話すことができなかった。家族の問題だから、家庭内で解決すべきと考えていたためだ。
そして、家庭内で苦しみ抜いた末、最悪の事態に至った。裁判所はこのような事実を考慮し、母子に対し執行猶予付きの判決を下した。

昨年9月、男が父親を殺害し、遺体を埋める事件が起こった。男は10年前から家出を繰り返し、親に反抗した。親は脅威を感じていたが、
自分の息子であるため追い出すことはできなかった。だが男は「叱りつけられた」という理由で親に暴行を加え殺害した。
これもまた、長期間にわたる家族間の問題が悲劇につながったケースだ。

先月30日、24歳の男が両親と兄に睡眠薬を飲ませ、練炭によるガス中毒で死亡させた事件について、警察は親の資産を狙った犯行と推定している。
警察は「男が犯行の3週間前、同じ手口で殺害を実行しようとし、殺人の練習までしていたことが分かった」と説明した。

韓国で初めて「家族殺し」が人々を震撼(しんかん)させた1994年の「パク・ハンサン事件」も、賭博や風俗に溺れた息子が、資産を狙って親を殺害した事件だった。
資産をめぐる対立や欲望が家族間で増幅し、悲劇につながったケースだった。

「家族殺し」が韓国で増え続けている。大検察庁(日本の最高検察庁に相当)によると、2008年から昨年までの5年間で、
同居する親族が加害者となった殺人事件は163件から195件に増えた。また、尊属(親や祖父母)殺人事件は08年の44件から、11年には68件と、54%も増加した。
これは殺人事件全体の発生件数の6.3%に相当し、その比率は外国に比べ3-4倍高い。
米国連邦捜査局(FBI)によると、米国で直近10年間に発生した尊属殺人事件は、殺人事件全体の2%程度だという。

動機はさまざまだ。08年以降、18カ月間に発生した尊属殺人事件の動機について調べた警察庁の資料を見ると、
精神的な問題が43.1%、偶発的な事件が19.4%、常習的な暴行や家庭不和が原因となったものが13.8%という順になった。

韓国では「家族間の問題は家庭内で解決すべき」という認識が根強いため、深刻な問題が起こりかねない、と専門家たちは指摘した。
韓国家族学会のキム・ギュウォン会長は「儒教的な伝統はなくなりつつあるが、依然として親は子どもを所有物にしようとし、
子どもは義務を果たそうとしないため、家庭内の対立が常に内在している状況だ」と語った。
専門家たちは家族間の殺人事件を「垣根殺人」と呼んでいる。家族という「垣根」の中で増幅した問題が「殺人」という最悪の結果を招くというわけだ。

警察大のイ・ウンヒョク教授は「家庭内の問題だけでなく、社会的な抑圧や挫折感が、家族という狭い『垣根』の中で噴出するケースもある」と指摘した。
社会的・経済的な問題に憤った人が「癒やしてほしい」と考えていた家族に癒やされないと感じたとき、そばにいる家族にやいばを向けることがあり得るというわけだ。

東国大警察行政学科の李潤鎬(イ・ユンホ)教授も「外国と異なり、
子どもが30歳を過ぎるまで家族と同居する韓国では、外的なストレスが身近な家族の間で爆発する傾向がある」と指摘した。

一方、最悪の結末に至る前に、問題を解決できる社会的な環境が不十分だ、と指摘する声も出ている。刑事政策研究院のパク・ヒョンミン副研究委員は
「家族の構成員がうつ病を患っていたり、家庭内暴力や家庭不和に苦しめられたりしている場合でも、いまだに『家庭内の問題』とする偏見がある。
社会が家庭の問題にも積極的に関与し、解決できる社会的なシステムを拡充する必要がある」と話した。

URLリンク(www.chosunonline.com)
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