13/02/01 11:15:26.18
韓国型宇宙ロケットの開発に欠かせないのは各種の試験施設だ。特に、実際に燃料を積んだエンジンを動かす燃焼試験場が重要だ。
ロケットエンジン一つ開発するだけでも、2万秒以上の地上燃焼試験を行わなければならない。
ロシアのフルニチェフ社は、羅老号の1段目用ロケットエンジンを開発する際、計120回、2万6892秒の燃焼試験を行った。
朴泰鶴(パク・テハク)韓国型発射体開発事業団長は「2021年に韓国型宇宙ロケットを開発するという目標は、
今からスケジュールが一つも失敗せず進むことを前提にしている。予算が適時投入されず燃焼試験場の建設が遅れるという事態を、最も恐れている」と語った。
韓国は大型エンジン用の地上燃焼試験場を持っていない。これは、ロシアに対し誤った信頼を抱いていたことが大きく影響している。
羅老号開発当時、航空宇宙研究院(航宇研)は「ロシアはロケット技術は移転しないが、燃焼試験には協力するだろう」と語っていた。
ところが韓国がロシアを排除して韓国型宇宙ロケットの独自開発に乗り出すと、ロシアは地上燃焼試験場の利用に難色を示した。
結局、ようやく開発した推力30トン級のエンジンは試験できなかった。航宇研は、ウクライナから30トン級エンジンの設計図を取り寄せた。
航宇研の研究員たちはこの設計図を基にして、ロケットエンジンの心臓部といえる燃焼装置・ガス発生装置・ターボポンプを作ることに成功した。
ひとまず韓国国内にある10トン級エンジン用の小型燃焼試験場でパーツごとに性能試験を行った。燃焼装置は49回も燃焼試験を行った。
ガス発生装置は80回、ターボポンプは24回の燃焼試験を終えた。
それでも航空大学の張泳根(チャン・ヨングン)教授(航空宇宙機械工学科)は「30トン級エンジンのシステム全体で燃焼試験をして初めて、
韓国型宇宙ロケットで使う75トン級エンジンの開発にも役立つ。現在開発された部品は、実際に使用が可能な飛行モデル以前の、実験段階の工学モデルにすぎない」と語った。
このままでは、韓国型宇宙ロケットで使う75トン級エンジンの試作品を開発してもどうにもできず、出力を大幅に落としてテストしなければならない。
航宇研は、2015年までに約3700億ウォン(約309億円)を投じ、羅老宇宙センターに地上燃焼試験場を整備する計画を立てた。しかし予算の確保はまだ不透明だ。
建国大学の李昌鎮(イ・チャンジン)教授(航空宇宙工学科)は
「今の時点で、予算は当初の計画の70%にも届かない。実験設備をスケジュール通りに作るには、本来の計画の150%相当を投入しなければ」と語った。
URLリンク(www.chosunonline.com)
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