13/01/28 21:47:29.36
中国本土から越境し、香港やマカオで粉ミルクを買いあさる運び屋の横行が深刻な品不足を招いている。
マカオ政府は28日、マカオの乳児に粉ミルクが行き渡るよう「会員制」の導入を決定。香港政府はメーカーへの供給増などを要請した。
マカオ政府は28日朝から居住資格を持つ1歳以下の乳児の保護者を対象に、7カ所で受け付けを始めた。
粉ミルクの優先購入を保証する証明書を発行し、政府は保護者の希望をメーカーに伝える。
マカオ政府によると、米ミード・ジョンソン、スイスのネスレなど7社が協力を約束したという。
同政府は粉ミルク不足を「突発的な公共衛生事件」と位置付け、緊急避難的な措置として会員制導入を決めた。
香港政府は25日、主要メーカーに対し十分な供給量の確保とともに、消費者からの苦情を受け付ける電話窓口の担当者増員などを要請。
運び屋に協力する小売業者に対しては、メーカーからの警告や商品供給の停止などを促す。
同日記者会見した香港政府の高永文・食物衛生局長は「マカオとは市場の規模や人口などが違う」とし、会員制導入の考えはないことを示した。
中国本土から粉ミルクの買いあさりが続くのは、国産品への信頼が低いのが主因。
2008年に中国産粉ミルクに有毒物質のメラミン混入が発覚して以降、中国本土では輸入品の需要が急速に高まる一方、価格も上昇。
運搬コストなどを考慮しても、香港やマカオで売られている粉ミルクを買いたいと考える乳児の保護者が非常に多いことを裏付けている。
URLリンク(www.nikkei.com)
【中国】粉ミルク買占め、オランダ・ドイツ・デンマーク・ニュージーランドに広がり世界各地で供給不足[01/26]
スレリンク(news4plus板)