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1月15日にポルシェAGから2012年の販売実績が発表になった。
それによると2012年1月から12月までに全世界でポルシェは過去最高の14万1075台が販売された。
またヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア/太平洋のエリア別の販売台数は、それぞれ4万9639台、4万1060台、5万376台で、いずれも前年比二けたの伸びを見せている。
中でも特に好調なのが、やはり中国市場だ。
急激な経済成長により富を得た富裕層は、一流と呼ばれるブランドには目が無いようだが、車では究極のスポーツカーブランド「ポルシェ」をターゲットにしている人が年々増えているようだ。
国別の販売台数を見ても、米国が3万5000台余りでトップだが、中国も3万1000台余りまで伸びてきており、米中両国だけで全世界の半数に近い台数を販売したことになる。
モデル別ではSUVスタイルのカイエン・シリーズの販売が50%を越えているのが特徴。
スポーツカーブランドとしてのイメージが根強い反面で、ハイパフォーマンスSUVのジャンルでもポルシェは確固たるポジションを獲得しているようだ。
さらに2013年には新型のSUVの投入も予定されている。
日本でも、ポルシェは少ないが年々販売台数を増やしてきている。
あまり生産量が多くないということもあるだろうが、日本市場向けに生産される車両は、90%以上が日本に上陸する前に既にオーナーが決まっていると言われているほどだ。
「不景気、消費マインドも冷え込む、高級車が売れない」といった方程式は、ポルシェには通用しないのかもしれない。
本物の価値を持つ物は、どんな時代でも消費者の評価を得ることができるということを名車「ポルシェ」が教えてくれているようだ。
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