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生ごみ廃水を糞尿処理場で処理、ソウル市が臨時対策
今年から韓国で食品廃棄物の海洋投棄が禁止され、民間の生ごみ処理業者が生ごみ廃水を処理し切れず貯蔵タンクにためているとの
指摘を受け、ソウル市は21日、業者に対する緊急全数調査に着手した。調査を踏まえ、民間業者の処理容量を超える廃水については
取り急ぎ糞尿処理施設で処理する方針だ。
ソウル市と市内16の自治区は同日から22日にかけ、31の生ごみ処理業者を対象に現場調査を行う。市の職員8人が各区の職員30人余りと
連携し、実態を把握する。市の関係者は「民間業者が独自に生ごみ廃水を処理できると見ていたが、適切に処理できない業者が存在することが
分かったため、実態調査に乗り出した」と説明している。
市が生ごみ廃水を処理し切れない業者に糞尿処理施設の使用を認めることにしたのは、生ごみをめぐる混乱を防ぐためだ。
ソウル市は、生ごみ廃水の海洋投棄が禁じられていなかった昨年、市内で1日に発生する生ごみ廃水1800トンのうち622トンを海洋投棄で
処理した。今年は海洋投棄していた622トンのうち428トンの処理を民間業者に委託したが、業者の多くは廃水を独自に浄化する能力を備えて
いない。中浪・西南水再生センターの糞尿処理場をフル稼働すれば、それぞれ150トン、300トンの計450トンまで追加で処理できる。
だが、市は処糞尿処理場での生ごみ廃水処理はあくまで臨時の措置とする方針だ。糞尿処理場で処理するには、8万-10万ppm(1ppm =
0.0001%)に達する生ごみ廃水の生物化学的酸素要求量(BOD)を3万ppm以下に下げる工程が追加で必要になる。
市の関係者は「ひとまず1年までは処理が可能だが、その先は断言できない。公共のごみ処理施設を増やすか、民間業者が独自に処理方法を
講じる必要がある」と指摘した。また、市が民間業者の生ごみ廃水を引き受けるとしても、処理費用の問題は残る。ソウル市のごみ処理問題は、
生ごみ処理場4カ所が完成する2018年まで解決は難しそうだ。
市と各区はこれまで、民間業者の処理能力を過信し、実態を把握できずにいた。市は昨年10月、各区に対し、生ごみ廃水の陸上処理が可能な
業者と契約を結ぶよう要請。その後、市と16の区は民間業者31社の実態を調査し、海洋投棄以外の処理方法を記載した細部処理計画書を
受け取った。だが、これら業者の多くは委託契約を取るために計画を立てただけで、実際には十分な処理能力を持ち合わせていないことが明らかに
なった。
イ・ジェジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2013/01/22 10:14
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