13/01/22 12:44:10.37
公明党の山口那津男代表は22日より訪中を予定しているが、これは安倍政権発足以来最高クラスの要人の訪中となる。
山口代表は、今回の訪中は日中関係の改善を目的とするものであり、釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題の平和的な解決に向け協力を求めていきたいと表明した。
専門家は、山口代表の態度は日本政府を代表するものではなく、その訪中による釣魚島問題解決の作用は限られているが、
公明党は連立与党の一つであり、山口代表の訪中は重視すべきだと指摘した。
山口代表は香港・鳳凰衛星テレビ(フェニックス・テレビ)のインタビューに応じた際に、釣魚島問題により最悪の事態に陥った中日関係の現状に対して、
「非常に憂慮している」と表明した。山口代表は釣魚島問題を「棚上げ」にし、両国の指導者の対話を早期回復させるべきだと主張した。
中国の公船および航空機による釣魚島付近の巡視について、山口代表は「日中両国の軍用機が尖閣上空に出現しないことを望む」と提案した。
山口代表の「提案」について、外交学院教授、日本問題専門家の周永生氏は、「中国が釣魚島空域に派遣しているのはすべて海監の公務用航空機であり、
空軍の戦闘機を巡視に出動させたことはない。戦闘機による妨害を行なったのは日本側だ。山口代表の主張は、
中国の公務用航空機による釣魚島の巡回を妨げるものではなく、中国にとって有利である」と指摘した。
山口代表はインタビューの中で、釣魚島問題を「棚上げ」することを主張した。周氏は、「日本は棚上げを望むならば、中国による釣魚島の常態化巡航という前提を認める必要がある。
これを踏まえた上で双方が一時的に棚上げし、極度な対立を避けることはできるが、かつての状態に戻ることはありえない」と語った。
周氏はまた、山口代表の態度は日本政府を完全に代表することはできないと指摘した。公明党は自民党と連立政権を組んでいるが、自民党と比べれば勢力が弱い。
山口代表も安倍内閣の閣僚に加わっていない。19人の閣僚のうち、太田昭宏国土交通相のみが公明党の党員で、19分の1しか占めていない。
そのため山口代表の今回の訪中が、釣魚島や中日関係に決定的な作用をもたらすことは期待できない。
共同通信社の報道によると、山口代表は今回の訪中で安倍首相の親書を持参し、中日首脳会談の早期回復を提案する方針だ。
安倍首相も先ほど、中日関係改善の意向を山口代表を通じて伝えたいとした。
周氏は、「中日関係が膠着化に陥れば、中日両国の今後の発展にとって不利であり、特に安倍政権にとって不利である。物事は極点に達すると必ず逆の方向へ転化すると言われるが、
現在すでに変更が必要な時期に達している。安倍首相は有名なタカ派ではあるが、同時に実務主義者でもあるので、山口代表の訪中により関係改善の意向を伝えようとしている」と語った。
山口代表の今回の訪中が、中日両国関係の「突破口」となり、釣魚島問題解決の契機となるだろうか。
周氏は、「これは中日両国がこの機会をいかに利用するかを見守る必要がある。日本が口頭のみの交流に留まり、
行動の面で大きな譲歩を見せなかった場合、実質的な効果をもたらすことはないだろう」と指摘した。
URLリンク(japanese.china.org.cn)
URLリンク(japanese.china.org.cn)
【尖閣問題】尖閣棚上げに言及=軍用機飛行、日中が自重を-山口公明代表[01/21]
スレリンク(news4plus板)
【日中】自民・石破幹事長、公明・山口代表の発言に対し「尖閣は日本固有の領土で棚上げする理由はない、是認した事もない」[01/22]
スレリンク(news4plus板)