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中国・上海にある電子部品工場で、日本人10人が軟禁されていることがわかった。
労働条件に反発した中国人の女性工員ら、一時は約1千人に工場が占拠され、18日朝から経営陣らが社長室などに閉じ込められている。
現場は、川崎市に本社を置く神明電機の子会社「上海神明電機」。
電話取材に応じた神明電機の田村英昭社長によると、社長室に田村氏を含む日本人7人と経営側の中国人5人が閉じ込められている。
別の部屋にも日本人3人と中国人3人が軟禁されているという。
昨年秋に神明電機が中国の企業に買収され、新たな就業規則の導入など経営刷新が始まったところだったという。
社長室がある4階の事務室や廊下は約500人の工員が占拠。
18日夜まではトイレに行くことも許されず、空のペットボトルが投げ込まれた。
日本人と共に軟禁されている中国人経営陣の一人は、持病の高血圧が悪化し、一時意識を失ったという。
警察も現場に出動しているが、工員を排除はせず、膠着(こうちゃく)状態が続いている。
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