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1990年代から現在に至るまでの韓国のポピュラー・ミュージック史を、名盤とともに振り返ることのできる『ディスク・コレクション K-POP』(シンコーミュージック・エンタテイメント刊)。
昨年12月27日に発売された同書には、先駆けであるソテジワアイドルからBoA、東方神起、少女時代、そして世界的スターとなったPSYまで、
1990年代から2012年にかけて韓国でリリースされたアルバム約540枚を一挙に紹介しています。
その「ディスク・コレクション K-POP」の監修・執筆を担当した、現在、ラジオDJ、テレビVJ、K-POP音盤の解説を始め、
大学などで韓国を中心とした東アジア研究に関する講義を行うなど、幅広く活躍中の古家正亨さんに韓国音楽についてお話を伺いました。
―2009年頃から多くの日本人がK-POPを聴く機会が増えましたが、K-POPとひと言でいっても、そのジャンルは幅広く、多岐に渡っていることと思います。
「『K-POP』という言葉は1990年代の後半に日本人が作ったもので、昔からあったわけではないのです。それまで、韓国の音楽は『歌謡』と呼ばれ、
おおまかにはバラードとダンスにわけられていました。それが1990年代後半からアイドルの出現ととともに、音楽の多様化が本格的に加速し、
日本のメディアによって、K-POPという言葉が定着するところとなりました」
―それまでは「K-POP」と呼ばれていなかったんですね。
「確か韓国国内でも2005年頃までは『K-POP』とは言っていなかったと思います。本格的に言い始めたのが2006年ぐらい。
さらに、2010年のKARAの日本上陸で、日本でもK-POPと騒がれるようになりました。
現在、日本では『K-POP=アイドル』という定義になっていますが、『K-POP』という言葉は、そもそも韓国の大衆音楽全般を指した言葉。
特に若い人たちに、『K-POP=アイドルではない』ということを伝えたく、今回このタイトルにさせていただいたのです」
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