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昔から出産は、家庭内の大きな祝い事だった。嫁が赤ちゃん産めば、思う存分休み、周囲の人たちからの手厚い世話が受けられた。
産後の養生を間違えれば、産後風(産後の養生が悪いことで起こる諸病)や関節炎など、一生患う病気にかかるとして、冷たい風にさらさせず、力仕事をやらせなかった。
産婦や赤ちゃんは久々に実家に戻り、保養食を食べながらゆっくり休むことができた。
かつて、家庭で行われていた産後の養生を最近は、産後養生院が担っている。外国ではなかなか目にできない韓国ならではのユニークな施設だ。
核家族化などで、産婦の世話をする人たちが足りなくなったことを受け、専門サービス施設として誕生した。
1997年の通貨危機前後に初めて出来、全国で約510ヵ所に上っている。毎年、産婦全体の32%である約15万人が、産後養生院を利用している。
数十人の産婦や赤ちゃんと一緒に生活するのだが、産後養生院の半分以上を非医療機関が運営しており、衛生管理がたびたび問題になることもある。
政府は、新生児の集団感染を食い止めるため、産後養生院内労働者らの疾病検査を強化し、標準約款を制定するなどの対策を、最近まとめた。
2週間の利用料が100万~200万ウォンに達しており、政府は利用料を公開して、価格引下げを働きかけている。
日本のトップスター夫婦の松山ケンイチ(28)と小雪(37)が、産後養生院の利用のため、韓国で出産したという。
小雪は、韓国ドラマの日本版「君はペット」の主人公として有名だ。彼女の9歳年下の夫・ケンイチは、映画「デスノート」で広く知られている俳優だ。
小雪は昨年初頭、日本で息子を産んだ後、テレビ番組のリポーターとして韓国の産後養生院を訪れ、体型矯正やマッサージなどのサービスを体験し、感動した。
そこで二人目の娘は、最初から韓国で産み、その足で産後養生院を訪れた。
小雪が利用したソウル江南(カンナム)の高級産後養生院は、産婦人科病院と同じビル内にあり、国内の有名芸能人らもよく利用しているところだ。
高級産後養生院の利用料は、2週間で500万~1000万ウォンもするが、出産の6、7ヵ月前に予約しても空きが無いほど人気が高い。
ホテル並みの内装や高級料理、公園を見下ろすペントハウスの部屋を取ることもできる。
産婦のためのマッサージや育児講座、ヨガ講習など、24時間サービスを提供し、外国人らも多く訪れている。
日本の各メディアも、「日本の病院で出産すれば、5~7日間入院するのに比べ、
韓国の産後養生院は2週間、24時間集中管理を受けることができ、韓国での出産を選ぶ日本人が増えている」と伝えた。
昨年、KOTRAが日本の消費者らを対象に、「輸入したい韓国商品」について調べたところ、清潭洞(チョンダムドン)流のカフェと共に、産後養生院がトップに選ばれた。
産後養生院が医療観光の尖兵になりそうな気がする。
URLリンク(japanese.donga.com)
【芸能】日本人女優の小雪が韓国ソウルで異例の出産-以前から産後院に興味[01/11]
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