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イオングループで、スーパーマーケットを運営するマックスバリュ東海（静岡県長泉町）は12日、
広州市で中国１号店となる食品スーパー「マックスバリュ（中国名：美思佰楽」の試験営業を開始した。
広東省の珠江以西を中心に2020年までに100店、年間売上高1,000億円を目指す。
１号店の正式オープンは19日の予定。イオングループとしては香港に高級スーパーマーケット「イオン・マックスバリュ・プライム」があるが、
マックスバリュは香港を含む中国で初めて。
マックスバリュ東海は昨年12月に子会社「永旺美思佰楽（広州）商業」の営業許可を取得した。
同社の資本金は8,000万元（約11億3,700万円）で、マックスバリュ東海が80％、イオングループ中国法人の永旺（中国）投資が20％出資した。
中国１号店は広州市の中央ビジネス地区（ＣＢＤ）と位置付けられる珠江新城のショッピングモール、太陽新天地購物広場内に設けた。
売り場面積は約2,500平方メートル。商品は生鮮食品や総菜などを中心に日用品など約１万8,000点を販売。
イオンのプライベートブランド（ＰＢ）である「トップバリュ」商品も販売している。
中間層以上の消費者をターゲットとしており、消費者向けに毎日の商品の安全情報を目に見える形で提供する電光掲示板「商品検測結果」も設けた。
永旺美思佰楽（広州）商業の安倍悟総経理は「中間層以上の消費者は高学歴の人が多く、食の安全に対する意識が高く厳しい」と語った。
日本からの輸入品も多く取り入れており、中国の消費者の間では、日本の食品は安全であるという認識が強いという。
マックスバリュは、マックバリュ中部（三重県松阪市）が江蘇省蘇州市で、
マックスバリュ西日本（広島県広島市）が山東省青島市でそれぞれ子会社を設立する方針を明らかにしている。
中国の各地域ごとに現地法人を設け、店舗を設けるドミナント戦略で中国にマックスバリュを展開する。
同社の中国事業には三菱食品と三菱商事も出資することですでに合意している。
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