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【大阪から世界を読む】取調室で性交、ワイロ7千万円… 韓国検察のすさまじき腐敗ぶり
新大統領が決まった韓国だが、相次ぐ不祥事と身内に甘い手抜き捜査が続く韓国検察が揺れている。
2012年11月には多額の賄賂を受け取った検事が逮捕され、
さらに新米検事が取調室で容疑者と性的行為に至ったのではないかという疑惑も発覚した。
ここ数年、収賄容疑などで検事が逮捕される不祥事が相次ぐ。
これらを踏まえ、改革を訴えた検事総長は内部の猛反発で辞職に追い込まれた。
自浄能力を失った権力の腐敗ぶり…。「腐った組織」から学ぶことは少なくない。(大谷卓)
7200万円の賄賂、容疑者と取調室で…
韓国検察は2012年11月19日、ソウル高検の幹部検事(51)を特定犯罪加重処罰法違反容疑で逮捕した。中央日報などが伝えた。
調べによると、この検事は捜査対象者でもあった企業グループと、約3万人から金銭を詐取し、「希代の詐欺師」と呼ばれる男の側近から計約9億ウォン(約7200万円)の賄賂を受け取り、捜査で手抜きをした疑いがもたれている。
検事は「カネを借りて住宅保証金などとして使っただけ。対価性はない」と容疑を否定したが、韓国メディアは、その後の調べで、勤務した先々でも地元の建設業者から金品を受け取っていたと伝えた。
不祥事はこれでは収まらなかった。
同じ11月、新人検事(30)が、窃盗容疑で書類送検された女性容疑者(43)と性的関係を持ったとの疑惑が明らかになった。検事は事情聴取目的で容疑者を取調室に呼び、わいせつな行為をした上、数日後にはホテルで性的な関係を持ったとされる。
検事は関係を持ったことは認めたものの、取調室での“行為”は否定。「法的に問題にしない」と2人が合意していたため、事件は進展しなかったものの、捜査対象者と取調室で性的関係を持ったとのスキャンダルに、検察への信頼は地に落ちた。
むき出しの「特権意識」
事件では、検察の抱える深刻な問題と腐敗ぶりを浮かび上がらせた。
まず、検察と警察との対立だ。
幹部検事の事件では、警察の内偵が報道されたとたんに、検察が捜査を開始。
警察側は「(身内の不祥事の)隠蔽が目的だ」と反発した。
韓国では約1年前、警察の捜査権限を制限し、検察に指揮権を仰がなければならないとの刑事訴訟法の改正があり、
それも反発に拍車をかけた。
特権意識だけ強く、身内には甘い体質…。
東亜日報は、動画共有サイト「ユーチューブ」で、一連の経緯を揶揄(やゆ)したパロディー動画が流されていると報じた。
検察が事件を横取りし、身内への甘い捜査しかできないとの内容で、現職の警察官が作成したという。
騒動はまだ収まらない。
韓国メディアによると、日本の東京地検特捜部にあたる中央捜査部の崔在卿部長が、幹部検事に対し、
逮捕前に携帯電話のメールで報道対応を助言、もみ消しをはかろうとしたことなどが発覚した。
韓相大検事総長は部長の監察を指示した。
しかし部長らが反発。捜査部廃止を含めた改革に取り組み始めた韓検事総長だったが、辞任に発展した。
権力を守りたいという強欲だけがむき出しになった醜い権力闘争が背景にあるとされる。
一方、新米検事の疑惑では、この女性の顔写真が外部に流出する騒動に。
しかも、検事や検察職員20人以上が女性の個人情報を政府のコンピューター網から違法に閲覧していたとされ、
いずれかの人物が流出元の可能性もあるとみて、警察が捜査しているという。
ベンツ、シャネル、グレンジャー…
韓国では近年、検察をめぐる醜聞が相次いでいる。
韓国の各メディアによると、10年には当時51歳の部長検事が建設業者から現代自動車の高級車グレンジャーと、
現金など計4600万ウォンを受け取ったとして捜査を受けた。
しかも疑惑を告発された後に検事が乗用車の代金を業者側に返していたにもかかわらず、
検察側は「告発を知らずに返金した」などの理由で嫌疑なしと判断、捜査を一時やめた。
msn産経関西版 2013年1月5日 12:00
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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