13/01/04 11:21:42.32
韓国では年始から販売される全ての自動車で実態に沿った新たな燃費表示が始まった。
これまでの燃費表示を見直した結果、韓国製の中型ガソリン車の燃費が日本車よりも劣ることが分かった。
専門家は「燃費が重要な購入条件となる中、経済性という国産車の強みが失われる可能性がある」と懸念した。
新たな燃費表示は、燃費測定条件を現実に近い形で見直したものだ。
表示を体感燃費に近づけることが見直しの狙いとなっている。このため、燃費はこれまでの表示よりも10-20%低下している。
排気量2000CCクラスの現代ソナタ、起亜K5の燃費はガソリン1リットル当たり11.9キロメートルなのに対し、
2500CCクラスの日産アルティマは12.8キロメートルの走行が可能だ。アルティマの燃費が8%優れている計算となる。
アルティマと排気量が似ている現代自のグランジャーHG240(2400CC)の新燃費は11.3キロメートルで、やはりアルティマが13%優れている。
2400CCクラスのホンダ・アコードは12.5キロメートルだった。
シボレー・マリブ(2000CC)は11.6キロメートルで、韓国製の中型セダンで最も燃費が低かった。
新型のアルティマ、アコードが発売された昨年末まではソナタは日本の中型セダンより燃費面で優れていた。
過去4-5年にわたりエンジン、変速機の技術が向上したほか、車体の軽量化を図り、公認燃費が改善した。
しかし、燃費測定基準が体感燃費に近い方式に変更されたほか、最新の燃費技術を採用した輸入車が続々登場し、韓国車は燃費面での優位性を失った。
中型セダンで国産車と輸入車の燃費が逆転したことは、韓国の自動車メーカーにとっては懸念材料だ。
価格はアルティマが3350万ウォン(約275万円)、アコードが3250-3490万ウォン(約266万-286万円)で、
ソナタの最高級モデル(3170万ウォン=260万円)と大差がない。
BMGコンサルティングのイ・ソンシン代表は「今後は国産中型セダンの国内市場防衛が困難になる可能性がある」と指摘した。
輸出への影響も懸念される。自動車業界の幹部エンジニアは
「最近米国の中型セダン市場では韓国車が燃費競争で徐々に押されている状況だ」と話した。
米国市場でソナタ(2400CC)の公認燃費は11.8キロメートルで、
昨年下半期に発売されたアルティマ(13.1キロメートル)よりも劣っている。
新型アルティマの担当責任者は「動力伝達効率を大幅に高めた
次世代の無段変速機(CVT)を搭載したことが燃費向上の最も重要なポイントだ」と述べた。
国産車で燃費が最も良いルノーサムスンSM5もCVTを搭載している。
現代・起亜自は戸惑いを隠せずにいる。昨年米国で燃費表示をめぐり消費者と対立したことも負担だ。
現代自関係者は「燃費だけで自動車の総合的な性能を評価することはできない」としながらも、
大規模な燃費改善計画を立てていると説明した。
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