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正論1月号 慰安婦強制連行はなかった
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■常識で考えればわかること
朝鮮総督府の事務官として仕え、当時の実情をよく知る大師堂経慰氏は、この問題を憂慮しつつ
昨年11月に亡くなった。今回「正論」に掲載されたのは昨年8月15日に脱稿した遺稿である。
ここで大師堂氏は、虚構がいかにでっち上げられ、独り歩きを始めたのかを整理して提示したうえで、
自身の体験をもとにこう記す。 「婦女子の強制連行がなかったと思う根拠の第一は、もしも婦女子の
強制連行があったとすれば、その目撃者は強制連行された者の何倍もいたはずだし、いかに戦時中であっても
大きな抗議運動が展開されて当然であるはずだが、目撃証言も抗議運動も一切なかった事実である」
傍証として大師堂氏は昭和4年の光州事件を取り上げる。日本人中学生が朝鮮人女学生をからかったことが
原因で大規模な学生抗議運動が起こったのである。
からかっただけで学生抗議運動が起こる土地で、婦女子を強制連行したらどうなるか。
常識で考えればわかるではないか。