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<IOC選手委員>
何と、24年五輪を見据えた計画だった。
女子フィギュアスケートのキム・ヨナ(22)が9日、約1年8カ月ぶりの復帰戦(NRW杯)を優勝
で飾った。8日、4年ぶりにグランプリファイナルを制した浅田真央(22)とは、来年3月の世界選
手権(カナダ)で再戦することになった。
バンクーバー五輪金のキムは引退も考え、昨季は完全休養にあてた。が、今年7月、「ソチ五
輪で現役引退する。その後はIOC(国際オリンピック委員会)選手委員に挑戦する」と宣言した。
IOCの選手委員は12人で任期8年。夏、冬季五輪の開催地を選定できる投票権などを有する。
現在韓国は、アテネ五輪テコンドー金の文大成氏が委員になっていて、任期は16年までだ。
「韓国は文氏の後釜にキムを据えたい。16年のリオ五輪で行われる選挙に立候補するには、
現役選手か、直前の五輪出場が条件。そこで韓国五輪委員会の関係者などが引退するつもりだ
ったキムを説得。ソチ五輪まで現役を続けさせることになった。クレバーで人気のあるキムなら当
選間違いなしです」(現地記者)
<「テコンドー」対「空手」>
ならば、なぜ韓国はキムをIOC選手委員にしたいのか。
韓国が国技と位置づけているテコンドーは、当時IOC副会長だった金雲龍氏の力で00年シド
ニー大会から正式種目になった。金副会長は、自ら会長を務めていた世界テコンドー連盟の公金
横領などの罪で実刑となり、05年にIOCから追放された。最大の後見人を失ったことに加え、「テ
コンドーは人気がなく、テレビ放映権の収益もない。審判の判定もよくわからない」という声が五輪
関係者の間からも聞こえてくるようになった。
実際、05年IOC総会でテコンドーはどうにかロンドン大会の正式種目に残ったが、韓国国内で
も「次のリオはヤバイぞ」といわれている。
その韓国がビビっているのが空手だ。テコンドーも空手も格闘技種目でスタイルも似ている。五
輪での同時採用はない。16年リオ大会に落選した空手は、欧州でも人気がある。東京も開催地
に立候補している20年大会の追加競技候補に入っている。韓国からすれば、テコンドーが外れて
沖縄発祥の空手が正式競技になるのは許せない。
「来年の総会で20年大会にテコンドーが残っても24年大会はわからない。同年五輪の追加競
技が決まるのは17年。その時頼りになるのはキムのロビー活動。ソチ五輪で浅田を倒し、連覇す
ればキムの人気と影響力は増す」(前出の関係者)
ロンドン五輪でIOC選手委員の選挙に立候補した室伏広治は選挙違反で当選を取り消された。
20年以降の五輪で正式種目を目指す空手関係者も浅田を口説くしかない。
(日刊ゲンダイ2012年12月11日掲載)
ソース:infoseekニュース<キム・ヨナ復帰 ホントの狙い- ゲンダイネット>
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