12/12/06 14:03:04.42
(*>>1の続きです。)
●「天皇に触れたことに敏感」
独島をめぐる対立は常に存在してきたが、今回はその程度が違うというのが専門家らの見方だ。李明博
(イ・ミョンバク)大統領が8月、「天皇が訪韓するためには、先に謝罪すべきだ」と発言し、日本内の反韓感情が
強まった。韓国観光公社の李丙贊(イ・ビョンチャン)日本チーム長は、「日本人たちは天皇に触れることに、
大変敏感だ」とし、「最近、中国で反日デモが続くと、韓国も中国のように危険だろうと思う日本人が増えている」
と伝えた。日本は16日、衆議院選挙を控えており、票獲得のため、次第に保守化していることも、観光産業に
悪影響を及ぼす要因となっている。
最近、円安が進んだことも影響を及ぼしている。ウォンに対する円相場は5日現在、100円=1314.73ウォンと、
この1年間でピークだった6月4日(100円=1514.80ウォン)に比べ、13.2%もウォン高円安が進んだ。韓国
文化観光研究院のイ・ソンテ研究員は、「買い物を主な目的で韓国を訪問する日本人らは、為替相場に敏感なほうだ」
と診断した。
●民間レベルの努力に乗り出すべき
政治的対立と文化交流とを切り離すためには、民間レベルで積極的に乗り出すべきだという指摘が持ち上がっている。
漢陽(ハンヤン)大学・観光学部の李勳(イ・フン)教授は、「文化交流を活性化させるためには、単に日本で韓流
コンサートを行うレベルを超え、民間レベルで相互の歴史や文化について学び、理解を深める実質的な交流が必要だ」とし、
「韓国観光客や民間団体が日本を訪問し、呼び水となる取り組みも必要だ」と指摘した。これと関連し、ロッテホテルの
宋容悳(ソン・ヨンドク)代表は最近、記者懇談会で、「航空会社や旅行会社、ホテルなどが『韓国訪問の年の委員会』
と一緒に、日本を訪問する案について検討している」と紹介した。
韓中日の関係が悪化し、毎年11月末に開かれていた韓中日観光閣僚会議は事実上、白紙となった。
中国が非公式に欠席の意思を伝えてきたという。観光公社の李チーム長は、「観光公社のフェイスブックのページを
通じて、『韓国は安全だ』というメッセージを出し続けているが、9月から、日本の主要メディアから、韓国関連記事が
姿を消すなど、空気は尋常ではない」と伝えた。
慶熙(キョンヒ)大学・観光学部の李忠其(イ・チュンギ)教授は、「韓国に来たことのある日本人は、韓国への認識が
よくなるという研究結果があるように、日本人らに対し、韓国を訪問するチャンスを多角的に提供しなければならない」
とアドバイスした。
(*以上です。)