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「韓流の持続的成長のための戦略セミナー」開催
今年9月に東京で韓流ミュージカル『Jack the Ripper（ジャック・ザ・リッパー）』が連日完売したのに続き、
最近では大阪で東方神起ユンホが出演する『光化門恋歌』が立ち見席も売り切れるほど人気を呼んでいる。
韓流は今、さまざまなジャンルで無限の可能性を見せている。
では、韓流の価値を金額に換算するとどれくらいになるのだろうか。
成均館大学のイ・ゴンチャン教授は23日、韓流が今後50年間続いた場合、
韓流資産の経済的価値は2166億ドル（約17兆8000億円）と推定されるという研究結果を発表した。
同教授はこの日、韓国経営学会の韓流未来戦略研究フォーラムと韓国文化産業交流財団の共催で開かれた
「韓流の持続的成長のための戦略セミナー」で「韓流が個人間・企業間・社会および
国家間ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）はもちろん、
目に見えないネットワークを通じ全世界に波及すると仮定すると、
50年後の2060年には2166億ドルの付加価値を挙げるものと推定される」と明らかにした。
イ・ゴンチャン教授は、韓流を体験したいという外国人が韓国に来てショッピング・観光などをすることで
消費する額を873億ドル（約7兆1930億円）と見積もり、最大の付加価値があるとした。
また、映画・音楽・ドラマ・ゲームなどの文化コンテンツの売り上げが800億ドル（約6兆5920億円）、
韓国製電子製品・生活用品など消費財輸出効果は228億ドル（約1兆8790億円）に達すると推定した。
だが「かつて一世を風靡（ふうび）した香港・日本・米国のポップカルチャーも盛衰を経ている。
韓流も例外ではない。韓流は今後50年間で2回ほど嫌韓流・反韓流による危機を迎える可能性がある。
新たな韓流コンテンツの開発に前もって対応すべきだ」と助言した。
この日の討論会では韓流ドラマ発展のため、ドラマ制作会社を収益悪化に追い込んでいる
韓流スターたちの過度な出演料アップを食い止めるべきだという意見も出た。
漢陽大学のイ・ウンヒ教授は「出演者の補償上限を全制作費の一定割合以内にとどめるという条項を
『標準出演契約書』に記載し、実行しなければならない」と主張した。
また、政府の行き過ぎた韓流PR戦略は望ましくないという声もあった。
中央大学のイム・ソンジュン教授は「政府が韓流PRの先頭に立てば、文化侵略だと誤解される可能性があり、
嫌韓流につながるかもしれない。K-POPに続きKムービー、Kドラマ、Kフード、Kカルチャーなど
過度に『K』を付けて宣伝するのは自制すべきだ」と述べた。
2012/11/24 12:28
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