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オーストラリアでは、中国の企業が、北部にある1万5000ヘクタールの土地を50年間にわたって借り受ける契約を地元政府との間で交わすことに
なり、活発化する中国企業の進出に対して警戒の声が出ています。
この土地は、オーストラリア北部のオード川流域の広さ1万5000ヘクタールの土地で、上海の不動産開発会社が地元の西オーストラリア州政府
から50年間にわたって土地を借り受ける契約が、近く成立することになりました。
中国企業は、この土地でサトウキビを栽培するとともに、精糖工場も建設し、砂糖とバイオエタノール燃料を生産する計画で、今後6年間で
7億オーストラリアドル(日本円にしておよそ590億円)を投資するとしています。
今回の中国企業による土地の借り受けについて、地元の西オーストラリア州政府は、雇用の創出や経済の活性化につながるとして歓迎する
意向を明らかにしています。一方、この土地の整備には、州政府と連邦政府が合わせて5億オーストラリアドル余り(およそ420億円)を拠出
しており、地元住民の間からは、海外企業のために多額の税金を使ったとして批判の声も出ています。
オーストラリアでは、ことし8月にも中国の企業がオーストラリア最大の綿花を栽培する農場を買収するなど、中国資本の進出が活発になっており、
警戒の声も出ています。
NHKニュース: 2012年11月20日 16時54分
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