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デービッド・ペトレアス前米中央情報局（ＣＩＡ）長官が不倫を理由に長官を辞任した問題で、
不倫発覚の発端となった女性ジル・ケリー氏が、韓国の大型エネルギー事業の契約をめぐり
ブローカーとして米国企業家に接近していたと報じられ波紋が広がっている。
ケリー氏は２カ月ほど前、韓悳洙（ハン・ドクス）前駐米韓国大使の推薦で名誉領事に任命されたことが明らかになっている。
フロリダ州のニュースサイト、ＴＢＯドットコムは、ケリー氏がニューヨークの代替エネルギー企業、
トランスガスの最高経営責任者（ＣＥＯ）に対し、８月の共和党大会で
韓国の大型エネルギー事業のあっせんを持ちかけていたと報じた。
このＣＥＯはケリー氏がペトレアスＣＩＡ長官（当時）と親しく、韓国名誉領事でもあるため
韓国大統領との交渉をあっせんできると考えたという。
しかし、ケリー氏がこれまで大規模な契約をあっせんした経験が皆無であったことや、
手数料として通常よりはるかに高い８０００万ドル（約６５億円）を要求されたため、交渉を打ち切ったという。
共和党大会期間中、ケリー氏は名誉領事として崔英鎮（チェ・ヨンジン）駐米大使や韓国国会議員らと会合などに出席した。
米国務省のトナー副報道官は１５日、ケリー氏について「彼女は国務省と公式的な関係はない」と述べた。
名誉領事任命に関しても「われわれが直接的な役割を担わなかった。名誉領事に関し包括的に言うならば、
これは外国政府が選択する問題」と述べた。
パネッタ国防長官は高官の相次ぐ不祥事を受け、制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長に対し、
軍隊の倫理教育強化を指示した。
（２０１２年１１月１６日、聯合ニュース）
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