12/11/08 21:33:29.80
◆オバマ氏再選、米中２強時代、韓国の役割さらに重要に
～オバマ米大統領「韓国、礎から要へ」～
「オバマ－習近平時代」では韓国の戦略と役割がより重要になる見通しだ。
米中両国は協力と競争を繰り返す可能性が高いため、韓国の政府や民間の対応は
さらに重要になっていくというわけだ。
梨花女子大学国際大学院のパク・インフィ教授は「韓国は、米国とは同盟、中国とは
戦略的協力パートナー関係を持つ、世界でも非常に例外的な国。
今後は韓米・韓中関係はもちろん、米中関係で韓国が占める地位も大きくなるため、
それにふさわしい戦略を考えなければならない」と述べた。
専門家らは「習近平国家副主席の中国は、韓半島（朝鮮半島）をめぐって北朝鮮寄りの政策だけを
執ることはないだろう」と見ている。
国立外交院のユン・ドクミン教授は「中国は北朝鮮の体制安定を重視するだろうが、
以前のような教条主義的血盟関係からは脱するものとみられる。経済的な位置付けが
高まった韓国に対し、より強くラブコールを送る可能性があるため、これをうまく生かすべきだ」
と語った。
既に米国や欧州連合（EU）と自由貿易協定（FTA）を締結した経験を生かし、
韓中FTAを早急にまとめて両国関係をさらに緊密にする必要があるというわけだ。
さらに、安保・国際関係面で中国が韓国に協力を要請する可能性も念頭に置くべきだという
見方もある。
イ・ジョンミン延世大学国際大学院長は「中国は14カ国と国境を接しているが、
友好国といえる国がなく、パキスタンと北朝鮮を除けばアジアには同盟国がない。
中国は韓日関係が冷え込んでいる点に注目し、韓中の軍事協力を強化する必要があると
判断するかもしれない」と語った。
「アジア復帰を明言したオバマ政権第2期を積極的に利用する策も必要だ」という声もある。
オバマ米大統領は韓米同盟について、コーナーストーン（cornerstone＝礎）よりも
はるかに強いリンチピン（linchpin＝要）という表現を使ってきた。
国策研究機関の専門家は「東アジア地域で米国の安保の利益に統合的に見合う役割を
きちんと果たせるのは韓国しかない。
軍事・外交的な面で韓国にさらに大きなパートナー役を期待してくるだろう」と述べた。
誠信女子大学政治外交学科のキム・ヨルス教授は「韓国は、米国と中国の仲裁役という
包容政策を展開すべき。中国と、経済はもちろん文化・教育・国防などあらゆる分野で
重層的な関係を形成すれば、韓米間に築かれた信頼や絆をベースに、米中間をつなぐ
役割を果たせるだろう」と語った。
韓国は米中の対立を和らげ、両国間の信頼関係構築に一定の役割を果たすことができるという
意見もある。
国防研究院のペク・スンジュ責任研究員は「米中の確執は韓国の戦略的利益を困難にする。
韓国はあらゆる外交力を結集し、北東アジアの信頼メカニズムを築くなど、米中を接近させる
必要がある」と指摘した。
朝鮮日報 2012/11/08 12:50
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