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絹に純金だけで描いた高麗仏画、山梨県の寺で発見
絹に純金だけで描いた高麗の仏画が、山梨県の寺で初めて発見された。高麗仏画を研究している
鄭宇沢(チョン・ウテク)東国大学教授は1日「朝鮮前期の仏画を調査しに行ったところ、阿弥陀三尊
図の存在と、仏画の下端に、高麗の恭愍王の代に当たる1359年に製作されたことを意味する一文が
書かれているのを発見した」と発表した。
極楽をつかさどる阿弥陀如来と観音・勢志菩薩を描いた「阿弥陀三尊図」(縦164.9センチ、横85.6
センチ)は、一般には公開されておらず、寺ではガラスケースに保管されており、状態は極めて良好だ。
鄭教授は「学界ではこれまで、金泥だけを使って絹に描いた高麗仏画はないと考えられていた。阿弥陀
三尊図は、製作年代が確実だということに加え、高麗仏画の中では最も新しく、朝鮮仏画との関連を
研究する上でも重要な手掛かりになるだろう」と語った。
金基哲(キム・ギチョル)記者
ソース:朝鮮日報日本語版 2012/11/02 11:08
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画像:山梨県の寺に所蔵されている高麗仏画「阿弥陀三尊図」。阿弥陀如来仏(中央)と観音(左)・勢志菩薩(右)
を描いたもの。/写真提供=鄭宇沢・東国大学教授
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