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シャープと台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本提携交渉が難航している。
両社は3月末までの最終合意を目指すが、シャープの経営再建の先行きに不透明感が漂っている。
このため鴻海以外からの出資受け入れも検討しているもようだ。
今年3月に両社は、鴻海が1株550円で第三者割当増資を引き受け、
シャープに約9・9%を出資することで合意。しかし、その後、シャープ株が下落し、交渉がもつれた。
1日会見したシャープの奥田隆司社長は鴻海との交渉を「継続している」と説明。鴻海の郭台銘会長とも定期的に電話で会談しているという。
シャープは多額の損失計上で財務の健全性を示す自己資本比率が9月末に9・9%と、3月末に比べ14ポイント低下。
財務体質強化に資本提携が不可欠だ。奥田社長は、鴻海以外の企業からの出資についても「いろいろな可能性を考えている」と述べた。
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