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◆中国“自業自得”レアアース輸出最低に 尖閣問題が“ブーメラン”
反日姿勢を強める中国に“ブーメラン”が返ってきた。
沖縄県・尖閣諸島の強奪を狙う中国が、日本への脅し材料として輸出規制を
ちらつかせているレアアース(希土類)の輸出量が、今年は1万トン前後と
過去10年で最低水準に落ち込み、輸出許可枠の約3万1000トンを大きく
下回る見通しとなった。業界関係者が24日、明らかにした。
最大の輸出先である日本の需要が急減したためで、レアアースを
外交カードとして使ってきた中国は資源戦略の転換を迫られそうだ。
レアアースはスマートフォンなどハイテク製品の製造に欠かせない材料だが、
中国から日本への輸出量は2011年に前年比で34%減少し、今年はさらに
下がる見込みとなった。
きっかけは10年9月の尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件。
中国当局は日本への対抗措置として、事実上のレアアース対日輸出規制を実施した。
これを教訓に、日本企業はその後、レアアースが不要な製造技術やリサイクル技術を
相次いで開発。調達先もオーストラリアなどに拡大し、対中依存度を急速に引き下げた。
中国税関統計によれば今年1-6月のレアアース輸出量は4908トンと
前年同期比42・7%の減少。
通年では「1万トンをやや下回る可能性」(業界関係者)も指摘されている。
03年の通年輸出量7万4000トンと比較すると大幅な減少となる。
このため、一部のレアアースは供給過多となり、販売価格が半年で3分の1程度に
下落したケースも。
日本に揺さぶりを掛けるつもりが、自らの首を絞める結果となった格好だ。
写真:中国江蘇省の港から輸出されるレアアースを含む土=2010年10月
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
ZAKZAK 2012年10月25日
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