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▲日本の領土紛争/孫崎 享(まごさき うける)著/243ページ、1万2千500ウォン.
日本は独島(ドクト、日本名:竹島)を盗もうとし、中国と日本は尖閣(中国名:釣魚島)で衝突する。
北方領土をめぐり日本とソ連の緊張も相変わらずだ。領土問題が発生すれば各国国内では民族
主義が勢力を伸ばし、民族主義の狂風が吹きつければ脱出口は閉ざされてしまう。
東北アジア国家間領土問題が発生した背景は太平洋戦争で日本が敗戦した後、日本の領土が
なめらかに整理されなかったためだ。この本は日本が関連した東北アジア領土問題の過去と現在、
未来を理解して、東北アジア情勢を冷徹に眺めようと話す。
著者、孫崎享は日本外務省国際情報局長とイラン大使を歴任し、英国、米国、ソ連、イラク、カナ
ダ駐在大使館に勤めた。2009年まで日本防衛大学教授を勤めた。だから基本的に彼の主張は
‘日本の利益’という観点から出発する。
だが、彼の分析は日本の‘独島野心’に頭を痛める私たちにも示唆するところが大きい。著者は本
で韓国の独島問題より中国の尖閣列島にはるかに集中している。中国の武力と経済力を非常に
恐れて真剣な目で眺めながらも韓国の独島問題については比較的軽く言及している。その理由
は、もしかしたら韓国が日本より弱いためなのかもしれない。
中国と対立している尖閣と関連して著者は日本読者に向かって4種類を強調する。「最初に、両
国修交が成り立った1972年、尖閣問題を未解決状態として覆ったことは決して愚かなことではなく
当時としては避けられなかった。二番目、尖閣で中日戦争が起きる場合、米日安保条約を根拠に
米国の助けを得られると期待してはいけない。三番目、軍事力で中国は日本が対抗できない相手
になり、今後、日本は永遠に中国に武力で勝つ可能性はない。四番目、中国の経済力上昇速度
と世界市場での比重はやはり日進月歩だ。それなら領土問題の比重を低くして共通の利益を求
めることが賢い。」
著者のこのような見方は東北アジア3国に示唆するところが大きいと見られる。ロシアと対立する
北方領土と関連して同書は‘領土問題は純粋な両国間問題だけではない。国際関係の象徴的存
在として領土問題が現れてくるにすぎない。尖閣紛争も単純な島の問題を越えて中日両国関係が
どのように進むべきか示す延長線上にある。米国と中国が経済力と軍事力で順次ライバルに成っ
ていく中で、日本は米日重視か、日中重視かの選択を要求されていている」と述べる。
独島に関しては「韓国が主張する根拠がさらに多い」とし、独島問題を国際司法裁判所に引っ張っ
ていって争点化すべきという立場を取る。韓国の固有領土の独島が争点になる原因が‘日本帝国
主義’ためであることを明確に記述していないが、これが日本の政治および学界、市民らの一般
的認識であることを察することができるような項目だ。
(中略>>2-5)
著者は「領土問題は一回勝負ではない。武力衝突が発生する場合、米国は日本を助けない。領
土問題は武力紛争よりは国際裁判所に持っていかなければならない問題」と言いながらも「ロシア、
中国、韓国と国交が領土紛争よりさらに重要だ。領土問題の比重を可能な限り低くすることが(未
来のために)より良い」と強調する。
チョ・トゥジン記者
ソース:韓国毎日新聞(韓国語) 日本よ、他人の土地これ以上むさぼるな…「日本の領土紛争」
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